ドラックス役デイヴ・バウティスタ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の脚本に納得していなかった

2013年の第1作公開以来、多くのファンが待ちに待った続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が、いよいよ2017年5月12日に日本でも公開された。早くも「前作以上」「大傑作」などの評判があちこちから聞こえてくる中、出演者の一人が意外な感想を語っている。ドラックスを演じるデイヴ・バウティスタは、本作の脚本に当初ピンと来ていなかったというのだ。
Bautista Didn't Like Guardians of the Galaxy Vol 2's Script – At Firsthttps://t.co/vH7SkDIrn3 pic.twitter.com/eHBw5GRu8z
— Comic Book Resources (@CBR) May 2, 2017
「思ってた方向性と違った」
誤解のないように記しておくと、もちろんバウティスタは「脚本にはワクワクしたよ」と語っている。しかし彼には、当初『リミックス』の脚本にどうしても引っかかる部分があったようだ。
「初めて脚本を読んだ時、自分の役を最高だと思えなかったんだ。きっとこうなるだろう、と思ってたドラックスの方向性とは違ったんだよ。あれこれ期待していたから、ちょっと混乱したよ。それから俺は、いつも脚本をもらうと自分のセリフを最初に読むんだけど、ジョークがマジで理解できなかったんだ。ドラックスが映画で重要な存在だとも、まったく愉快だとも思えなかったよ。(最初に)脚本を読んだ時、ぜんぜん笑わずにただ座ってたのを思い出すね。つまり、ドラックスはもっとイイ役だと思ってたからガッカリしたのさ」
バウティスタは「いつも自意識過剰なんだよ」と自嘲しつつ、その考えが変わった時のことをこう回想している。
「ピンと来たのは、脚本の読み合わせのために集まった時だよ。まず、みんながそれぞれの役を演じてるのを聴いてたら、すごくファニーで、ディープで、それから悲しいと思ったんだ。それに、俺が自分のセリフを読んだらみんなが笑うんだよ。それが(脚本に)納得する始まりだったな」
自身の役柄、そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の始まりをこう振り返るバウティスタだが、よくよく考えると、これはいかにも映画づくりのポイントを捉えた発言だろう。どんな優れた映画でも、脚本だけではその全貌をつかむことは到底できない。ドラックスを一度演じたバウティスタでさえ、自身の役柄について机の上だけではわからなかったのだ。実際に撮影に参加し、それから編集・合成が加えられた完成版を観たバウティスタの心中はどんなものだったのだろうか……。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は現在公開中。まだ観てない人は、一刻も早く劇場に駆け込むべし!
Source: http://www.cbr.com/dave-bautista-unhappy-guardians-galaxy-2-script/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/dp/B01CFGHJPU/