デヴィッド・フィンチャー監督最新作、10月にNetflixにて配信開始か ─ 『市民ケーン』の脚本家を描く伝記映画

『ゴーン・ガール』(2014)以来6年ぶりとなる、鬼才デヴィッド・フィンチャー監督の新作映画『Mank(原題)』が2020年10月にNetflixで配信される可能性が高まってきた。米ポッドキャスト「Pardon My Take」にて、本作のプロデューサーを務めるエリック・ロスが明かしている。
『Mank』はフィンチャー監督が長年温めてきた念願の企画で、2003年に他界した実父ジャック・フィンチャーが生前に執筆した脚本を基に描くモノクロ映画。名匠オーソン・ウェルズ監督による不朽の名作『市民ケーン』(1941)の共同脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを主人公に、同作の脚本執筆時の裏側に迫りながら、ウェルズとの間に生じた問題についても掘り下げていく。
エリック・ロスは『Mank』について、「素晴らしい作品に仕上がってますよ。1930年代のモノクロ映画を彷彿とさせる作りになっているんです。まるで、当時の作品のように感じさせられますよ」と自信を滲ませた。「6人ぐらいしか観に行かないでしょうけどね。でも、本当に素晴らしいですよ」とジョークも交えている。なお、Netflixは配信日についての公式発表を出していないため、続報に期待したいところだ。
出演者には、脚本家ハーマン・J・マンキウィッツ役に『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017)のゲイリー・オールドマン、監督オーソン・ウェルズ役に「マスケティアーズ/三銃士」(2014-2016)のトム・バーク、女優マリオン・デイヴィス役に『マンマ・ミーア!』シリーズのアマンダ・サイフリッド、女優リタ・アレクサンダー役に『あと1センチの恋』(2014)のリリー・コリンズ、マンキウィッツの弟役に「オザークへようこそ」(2017-)のトム・ペルフリーなど、ベテランから若手まで錚々たる顔ぶれが集結している。
Source: The Film Stage , Pardon My Take , Collider