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鬼才デヴィッド・フィンチャー、『007』監督就任を断っていた ─ 「私が活躍できる舞台ではないと思う」

デヴィッド・フィンチャー
Photo by Raffi Asdourian ( https://www.flickr.com/photos/zaffi/13522588123/ ) / Remixed by THE RIVER

『ファイト・クラブ』(1999)『ゴーン・ガール』(2015)の鬼才デヴィッド・フィンチャー監督が、かつて『007』シリーズへの監督就任を検討していたことがわかった。英Empireのインタビューにて、本人が明かしている。

『エイリアン3』(1992)で映画監督デビューしたフィンチャーは、同作では残念ながら興行的および批評的にもふるわず、苦戦を強いられたものの、ブラッド・ピット主演による衝撃作『セブン』(1995)でカリスマ性あふれる才能を世界に証明してみせた。『007』シリーズへの参加について話し合われていたのも、ちょうどこの時期だったようだ。「たしか、『007 ゴールデンアイ』(1995)の頃でしたね。ただ、私が活躍できるような舞台ではないと思います」

残念ながらフィンチャー版『007』は実現しなかったが、もしも製作されていたら一体どんな作品に仕上がっていたのだろうか。いかにもフィンチャー監督らしい、独特のストーリーテリングと映像演出を織り交ぜたジェームズ・ボンド映画になっていたのかもしれない……。とは思うものの、フィンチャー自身は「“フィンチャーらしい”みたいなことを言われると、ちょっと落ち着かない気持ちになりますよ」と語っている。

「観客に期待を持たせることは良いことだとは思いますけどね。その壁を破る機会を与えてくれるものだから。そういう不安は、実際にはポジティブに働くことの方が多いんですよ。描こうとしている物語を邪魔しないように意識しながら、有効に活用しなければいけませんね。」

ちなみに、フィンチャー監督が『007』シリーズを意識して作品にあたったというエピソードも存在する。米The Wrapによると、『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)では、ボンド映画を意識してオープニングを製作するよう、クリエイティブ・ディレクターのティム・ミラーに指示していたという。いわく「ジェームズ・ボンドが精神的に不安定な、自傷癖のある22歳だったら…という感じで」。やはり、『007』シリーズに関心がないわけではないようだ。

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Sources: EmpireThe Wrap 

Writer

南 侑李
Minami南 侑李

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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