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『デッドプール&ウルヴァリン』監督、デッドプール映画の楽しさは「自己認識」にアリ ─ 今回のテーマは「男の友情」

デッドプール&ウルヴァリン
(c) MARVEL 2024

映画デッドプール&ウルヴァリン』は、旧20世紀フォックス製作『デッドプール』シリーズの流れを汲んだ、記念すべきマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)への合流作。主演のライアン・レイノルズから熱い信頼を受け、『フリー・ガイ』(2021)『アダム&アダム』(2022)のショーン・レヴィが監督を務めた。

これまでオリジナル作品を数多く手がけてきたレヴィにとって、本作は初めてのスーパーヒーロー映画。世界中のファンに愛される“お喋りな傭兵”デッドプールを撮る楽しみとは、いったいどのようなものだったのか。英Financial Timesにて、レヴィはこのように語った。

「(『デッドプール』映画の面白さは)R指定や、非常に汚い言葉づかい、激しい暴力だと思われるのですが、本当に一番楽しいのは“自己認識”なのです。彼は文字通り観客のほうを向き、観客に話しかけ、カルチャーやハリウッド、映画そのものについてコメントする。それがコメディの幅を広げてくれて、あらゆることについてくだらないことを言えるようになる、そこが楽しさですね。」

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言ってみれば本作は、シリーズで最も“第四の壁”にこだわった作品になっているのかもしれない。今回はデッドプールとウルヴァリンの本格共演が見どころだが、ウルヴァリンは“第四の壁”を破れず、デッドプールだけの特権になっているという話題もあった。

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ちなみにレヴィいわく、『デッドプール&ウルヴァリン』の核心となるテーマのひとつは「男の友情」だという。「大人の男がどのようにつながり、絆を深め、コミュニケーションをとるのか。それがデッドプールとウルヴァリンなら、時には刺し違えることもあります」というコメントは、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、本作を「信じられないほどエモーショナルな映画」と紹介したことにも重なっている。

デッドプール&ウルヴァリン
(c) MARVEL 2024

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日(水)世界最速公開

Source: Financial Times via ComicBook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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