『デッドプール&ウルヴァリン』ヴァネッサとウェイドはその後どうなった? ─ 「東京コミコン2024」でモリーナ・バッカリンが語る

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『デッドプール&ウルヴァリン』は、ひとつの悲しい展開から始まる物語だった。デッドプール/ウェイド・ウィルソンと、ヒロインのヴァネッサ・カーライルは残念ながら破局しており、お互いの心は離れてしまったのだ──。
しかしこの映画の結末を経て、ふたりの関係はどのように変化していくのか? 「東京コミコン2024」のセレブステージにヴァネッサ役のモリーナ・バッカリンが登壇し、自身の解釈を語った。
この記事には、映画『デッドプール&ウルヴァリン』のネタバレが含まれています。

『デッドプール&ウルヴァリン』では、ライアン・レイノルズ演じるデッドプール/ウェイド・ウィルソンの存在していた時間軸「アース10005」が消滅の危機にさらされるも、デッドプールとヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが命がけで消滅を防ぐ。一時は意気消沈していたウェイドは立ち直り、愛する仲間たちと再び同じテーブルを囲むのだった。そこには、元恋人となっていたヴァネッサの姿もあった。
「映画の結末で、ヴァネッサはデッドプールのもとに戻ったのでしょうか?」。ステージに登壇したバッカリンに、ファンからの質問が寄せられた。すると、バッカリンは唇に人差し指をあて、おどけるような、考えるような表情を見せた。

バッカリンの答えはこうだ。「(その後の展開は)とてもオープンだと思います。2人はとても複雑な関係性なので、解決できるかもしれないし、永遠に解決しないのかもしれない。だけど、また戻っていたらいいですね」。
『デッドプール&ウルヴァリン』は全世界で歴史的ヒットを記録したが、現時点で続編は発表されておらず、ヴァネッサも次回の登場作品は予定されていない。「コミックのヴァネッサはコピーキャットとしても登場しますが、またマーベル映画に出ることはありえますか?」との質問には、「どこで契約書にサインすればいいの?」とポジティブに回答した。
MCが「関係者の方、ぜひ持ってきてください」と付け加えると、バッカリンも「ぜひ。皆さんも観たいですよね?」と呼びかけ、客席からは喝采があがった。

ちなみに、バッカリンが登壇したのは「祝!バットマン85周年 We Love DC! スペシャル・ステージ&セレブ・ステージ」。ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」では精神科医のリー・トンプキンス役を演じており、主人公ジム・ゴードン役のベン・マッケンジーとは実生活でも夫婦の関係だ。今回のステージには2人揃って登壇し、「GOTHAM/ゴッサム」についても語った。
マッケンジーは「若い頃のジム・ゴードンを演じることが最も大切だった。彼の子どものころや軍人時代、彼がゴッサムを愛していることを理解したかった」と言い、バッカリンはキャメロン・モナハン演じるジョーカーの登場エピソードが大好きだったと振り返る。「テレビドラマでここまでやっていいのかと思えるほど、大胆で狂気的でした」。