DCユニバースは「全体リブートでゼロからやり直す」デイヴ・バウティスタが証言 ─ ベイン役の可能性も完全否定

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役としてジェームズ・ガンと縁深いデイヴ・バウティスタによれば、目下新シリーズを企画中のDCユニバースは「ゼロからやり直す」リブートとなるという。合わせて、自身がの宿敵ベインを演じる可能性はないとも話している。
ベインは、常人離れした巨体と強大な怪力、優れた頭脳をもつ有名ヴィラン。2012年の『ダークナイト ライジング』ではトム・ハーディが演じた。元プロレスラーのバウティスタであれば、ベインのタフな印象にも合致しそうである。

「そのことについて、ジェームズと話し合いをしました」とバウティスタは米Insiderについて認めている。ただし、バウティスタにその意志がなく、断ることとなったようだ。
バウティスタ曰く、DCスタジオは現在「ユニバース全体の完全なリブート」に取り掛かっているという。「ゼロから始めようとしているんです。僕もその必要性があると思います」。
すでにヘンリー・カヴィルのスーパーマン役引退など、既存キャストが役を退く動きを見せているDCユニバース。実際にはリブートの及ぶ範囲が一部となるのか、全体となるのかは曖昧なままだが、あくまでバウティスタは「DCユニバース復活のためにはゼロから始める必要があり、若い役者達とやる必要があると思います」とコメント。ユニバースが「次の15年の計画を立てている」ことを踏まえ、「僕は一緒にはできないと思います」と慎ましく語った。
「自分が正義を貫けないようなキャラクターを演じたくないので、そういう点では感謝しています。今の僕のキャリア的に、もうベインをきちんと演じることはできないと思います。フィジカル面もちゃんとできるかわからないし、企画されているほど長い間演じ続けられないと思う。だから、僕ではないだろうと思うんです。」
もともとバウティスタは、ドラックス役に対してもメイクアップが苦手で「惨めな気持ちになる」と微妙な心持ちであり、同じくレスラー出身であるドウェイン・ジョンソンやジョン・シナと比べられることも嫌い、いわゆる“演技派”俳優を目指している旨をかねてから公言している。今のバウティスタにとって、コミック・ヴィランのベイン役を何年もかけて演じ続けたい理由はないのだ。
なお米Insiderが追記するところによれば、バウティスタがガンとベイン役について話したのは過去10年内のことであるが、ガンがDCスタジオ社長に就任する以前のことであるという。ガンはマーベル作品で共にしたキャストをDC作品にも出演させたいことを示唆していたが、ひとまずバウティスタとの間にその事実はなかったようだ。
ところでジェームズ・ガンは、「1月中」にも今後のDC作品についての企画発表を行うとしていたが、本記事時点でまだなされていない。現地時間1月31日、日本時間2月1日中にも発表がやってくる可能性が高い。
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