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【全訳】新DCユニバース第1章『Gods and Monsters』大発表 ─ DCがリセット、新作10タイトルと注目ポイント解説

https://youtu.be/wY8XcmrIujE

ジェームズ・ガン、新DC第1章 発表動画 発言内容全文訳

 やあ、皆さん。DCスタジオ共同代表のジェームズ・ガンです。多くのみなさんがご存知のように、これまでのDCは長い間、映画とテレビ作品が繋がっていませんでした。僕とピーター(・サフラン共同代表)の仕事のひとつは、DCUの映画、テレビ、ゲーム、そしてアニメ作品をつなげること。キャラクターたちは一貫して同じ役者が演じ、一つのストーリーとして機能させます。

その外側での展開、例えばマット・リーヴスのバットマン(編注:『ザ・バットマン』とその関連作)や、トッド・フィリップスのジョーカー(編注:2019年の映画『ジョーカー』とその続編)、「ティーン・タイタンズGO!」は、“DCエルス・ワールド”として区別します。メインストリームとなる一連のDCUの外側のものとなります。

ピーターと僕はとても幸運なことに、4作の企画をこれからの1年で控えています。まずは『シャザム!~神々の怒り~』。シャザムといえばこれまでも、DCUでの独自性がありました。これは『ザ・フラッシュ(原題)にうまく直結します。

『ザ・フラッシュ』は素晴らしい映画で、僕は大好きなのですが、これはDCユニバース全体をリセットする作品です。それから『ブルー・ビートル(原題)』へと入っていきます。DCUのおいしい部分を担う子の、素晴らしい映画です。

それから『アクアマン2』です。これが、今後のいくつかの企画に直接続いていきます。その企画たちを、これからご紹介します。

チャプター1:『Gods and Monsters』

さて、ピーターと僕は、非常に才能あふれるライターたちとご一緒しながら、映画、テレビ、ゲームにおけるこれからのDCをどうしていくかについて、8〜10年の構想を組み立てました。そのファースト・チャプターを、『Gods and Monsters』と呼びます。これからご紹介するものはファースト・チャプターの一部となりますが、これがファースト・チャプターの全てというわけではありません。

「クリーチャー・コマンドー」

最初の企画は「クリーチャー・コマンドー(原題)」です。『クリーチャー・コマンドー』はアニメシリーズで、僕が全話を執筆します。DCの中でもちょっと異色作となり、キャラクターがアニメの中に入ったり、アニメから飛び出したりします。主に実写で演じる俳優も声優も同一人物となります。

「ウォラー」

次の企画は「ウォラー(原題)」。ヴィオラ・デイヴィスが演じたアマンダ・ウォラーの物語です。ヴィオラ・デイヴィスがピースメイカーのメンバーとチームアップします。ドラマ「ウォッチメン」クリスタル・ヘンリーと、「ドゥーム・パトロール」ジェレミー・カーヴァーが原案を手がける物語です。奇想天外の素晴らしいストーリーで、皆さんにお見せするのが待ちきれません。

『スーパーマン レガシー』

よし、次は一大企画ですよ。DCUの真の始まりです。ズバリ、『スーパーマン レガシー(原題)』。僕が執筆します。現在、執筆の真っ只中で、素晴らしい時間を過ごしています。このスーパーマンは2025年7月11日、劇場で公開されます。

「ランタンズ」

次の企画は、HBOのテレビドラマシリーズとして放送されます。「ランタンズ(原題)」です。グリーンランタンのジョン・スチュワート、ハル・ジョーダンの2人の物語。別のランタンたちもチラっと登場しますけどね。地球が舞台で、グリーンランタンの2人が宇宙警察として地球を見守る、「TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ」風のTVドラマです。そこで彼らは恐ろしいミステリーを発見していくわけですが、これがDCU全体に繋がっていくことになります。

『ジ・オーソリティー』

次は大作映画、『ジ・オーソリティー(原題)』!『ジ・オーソリティー』は僕の肝いり企画です。コミック「ワイルドストーム」のキャラクターに基づくもので、彼らがDCUに導入されます。DCUの主要キャラクター全員と相互作用していきます。ジ・オーソリティーはスーパーヒーローのグループで、世界は崩壊しており、その修復のためなら手段を選ばないという連中です。かなり変わったスーパーヒーローものになると思います。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。