『デッドプール3』はMCUの転換点になれるか?撮影現場で「ヤバいものを見た」と原作者が期待

きたる『デッドプール3(原題)』がマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の転換点となることに、原作者のロブ・ライフェルドが期待を抱いている。撮影現場では、“ヤバいもの”を見たという。
『デッドプール』シリーズは3作目にしてMCUへ合流。さらに、デッドプールとウルヴァリンの競演が実現する映画として注目を集めている。
「私はとんでもなくヤバいものを見ました。まだそのいずれも外には漏れていません」。ライフェルドは米The Hollywood Reporterにこう話している。『デッドプール3』といえば撮影現場の様子が流出し、サプライズで登場させようとしていたキャラクターがバレてしまう事態となっていた。これを受け、主演のライアン・レイノルズがリーク写真の拡散を止めるよう呼びかけていたが、ライフェルドはさらなるビッグサプライズを予告している。
「自分が(現場で)見たものにはとても興奮しました。ファンは『デッドプール3』がマーベルの転換点になってくれることを願っています。私も、この映画がマーベルを新たな眺めと新しい方向に導いてくれることを願っています。みなさんと同じように楽しみにしています。」
そんなライフェルド自身は、デッドプールからの幕引きを決めたようだ。1990年にデッドプールを生み出して以降、33年に渡ってコミックを手がけてきたが、このたび同シリーズからの引退を発表。Instagramでは長文で思いをしたためた。
「10年前までは絶好調だと感じていた」というライフェルドは引退の理由について、「70歳までやるんだと思っていましたが、目や手の痛みによって、スケジュールも変わってきます。年をとるにつれて学びました」と語った。
ファンの中には、ライフェルドが『デッドプール3』にカメオ出演することを望んでいる者もいるというが、これについて本人は否定。「ファンがコミック原作者の登場を見たがっているというのは理解していますが、そのようにワクワクしてもらえるだけで私は幸せです」。
『デッドプール3』は2024年7月26日の米公開を目指し、現在はポストプロダクション(撮影後作業)の真っ只中。2月11日に開催される第58回スーパーボウルでは予告編の披露も期待されている。
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Source:THR