小島秀夫『デス・ストランディング』、A24にて実写映画化決定

小島秀夫率いる「KOJIMA PRODUCTIONS(コジマプロダクション)」による2019年発表のゲーム『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』の実写映画化企画が、気鋭の映画スタジオA24と共に制作されることがわかった。
小島は以下のコメントを発表している。
「A24――およそ10年前に誕生した瞬間から、“A24でしかありえない”独自性と存在感を放っている稀有な存在。彼らが贈りとどけるものはどれも素晴らしく、ぼくは、ずっと注目し、共感していた。どこかコジマプロダクションにも通じる姿勢を感じていた。そんな彼らとDSの映画を創る。すでに世の中には“ゲームの映像化作品”は溢れている。しかし、ぼくら(A24とKJP)が創造するのは、ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ。映画であることの意味に満ちた、映画にしかできない、誰もみたことのないDEATH STRANDINGの世界が生まれる。A24とのコラボは、映画業界だけではなく、ゲーム業界や“デジタルのエンタメ”の未来を大きく変えるだろう」
A24とDEATH STRANDINGの実写映画(ライブアクション)化をする事が決まりました… pic.twitter.com/CmRTlIFaHp
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) December 14, 2023
『デススト』の愛称で親しまれる『DEATH STRANDING』は、無人の荒野となったアメリカ大陸を舞台に、広大なフィールドで様々な危機を回避しながら“配達物を目的地まで届ける”という斬新な設定で好評を博した。オンライン上の別プレーヤーが残していく補助アイテムや印を頼りに、プレイヤー同士の“繋がり”を感じながらフィールドを攻略していく「ソーシャル・ストランド・システム」も特徴的で、これは奇しくもコロナ禍においてプレイヤーと強く共鳴した。

実写映画化企画は2022年12月に明らかになっていたもので、ちょうど1年越しにA24との共同製作が発表となった形。設立8周年を迎えるKOJIMA PRODUCTIONSはこの度、A24に映画化権を独占的にライセンスし、国際共同契約を締結している。
ゲーム『DEATH STRANDING』では、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセン、ギレルモ・デル・トロ、レア・セドゥなど数々の映画人が出演。作品の世界観を構築する上で欠かせない存在となっている。映画版での出演情報も待たれる。
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Source:KOJIMA PRODUCTIONS