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あのギレルモ・デル・トロでも、16年かけて未発表脚本を20作も書き溜めている

ギレルモ・デル・トロ
Photo by GuillemMedina https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Guillermo_del_Toro,_Festival_de_Sitges_2017.jpg

畏怖の念である。『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)ではアカデミー賞4部門受賞の快挙を成し遂げつつ、『パンズ・ラビリンス』(2006)『パシフィック・リム』(2013)などで独自の世界観をしっかりと築き、ファンの信頼厚いギレルモ・デル・トロ監督。オタク的知識をたっぷり有し、ポップカルチャーへの造詣も深いデル・トロ監督だが、とはいえ我々からすれば天才タイプのクリエイターで、頭の中には創作の小宇宙が広がっているような印象だ。

しかしデル・トロは、努力の天才でもあるようだ。書いて、書いて、書き続けている。その結果、現時点までに「映画化されていない脚本が20作分ほど」書き溜まっているという。「1作あたり6〜10ヶ月くらいかけているから、ざっくり16年は費やしたかな」と、デル・トロはTwitterにて明かしている。

デル・トロによる監督作や脚本作は、近年では1〜2年に1本以上は公開されており、そのいずれもが高い評価を得ている。監督・脚本家として脂が乗り、作品をスムーズに世に送り出しているように見えるが、その裏では約16年間、ひとつひとつに半年以上を費やして、止まらずに書き続けていたのだ。白鳥は優雅に泳いでいるように見せて、水面下では必死で水をかいているというが、一流の才能とはやはりこういった見えぬ努力で成り立っているということなのかもしれない。

ちなみにデル・トロと言えば以前、物書きにとってのスランプを指す「ライターズ・ブロック」を克服するにはどうすればいいかという質問に、「(書くことを)習慣にしてしまえばいい。ジムに行くようなものだ」と目の覚めるようなアドバイスをしていたことがある。これを肝に銘じ、何年でも努力を続ければ、きっとデル・トロのように大舞台で活躍できる逸材になれるのかもしれない。「経験と上達でしかない」と、デル・トロはこの16年の蓄積について振り返っている。ぐうの音も出ない。

デル・トロ「習慣にしろ」

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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