『名探偵ピカチュウ』続編映画が再始動 ─ ライアン・レイノルズ続投の見込み、監督・脚本家が交渉中

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おなじみ『ポケットモンスター』をハリウッドが初めて映画化した『名探偵ピカチュウ』(2019)の続編映画が、ついに再び動き出した。米Deadlineが報じている。
報道によると、このたび続編の監督として、「Portlandia(原題)」(2011-2018)など数々のコメディドラマを手がけるジョナサン・クライゼルが契約交渉中とのこと。脚本は『キングス・オブ・サマー』(2013)のクリス・ギャレッタが執筆する。
『名探偵ピカチュウ』は、かつてポケモンが大好きだった青年・ティムが、失踪した父親・ハリーを探すべく、人間とポケモンが共存するライムシティを訪れ、ハリーの相棒である名探偵ピカチュウと出会う物語。ピカチュウは記憶を失っていたが、ティムにしか聞こえない人間の言葉を話し、しかもハリーはまだ生きていると確信していた……。
前作の製作は『ダークナイト』3部作や『パシフィック・リム』シリーズなどのレジェンダリー・ピクチャーズが、世界配給はワーナー・ブラザースが担当した(日本配給は東宝)。続編への就任が報じられたクライゼル&ギャレッタは、同じくワーナーが企画するアン・ハサウェイ主演の『セサミストリート』映画版にも就任が報じられていたコンビ。長らく実現していない同作から、『名探偵ピカチュウ』にスライドしてきたような格好だ。
なお、現時点では前作でティム役を演じたジャスティス・スミス、記者ルーシー役のキャスリン・ニュートンらの続投は不明。ただし、現時点で契約は結ばれていないものの、ピカチュウの声優を務めたライアン・レイノルズは何らかの役割で登場するとみられている。
『名探偵ピカチュウ』の続編企画は前作の劇場公開前から始動しており、脚本家には『ザ・ロストシティ』(2022)『22ジャンプストリート』(2014)のオーレン・ウジエルが起用されていたが、2023年2月には企画を離脱していることが判明。当時は後任者不明と報じられ、前作を執筆した脚本家のベンジー・サミット&ダン・ヘルナンデスも「続編の状況は複雑で多くの大手スタジオが関与」していること、「自分たちには知り得ない権利問題が絡んでいる」ことを明かしていた。
前作から早くも約4年、『名探偵ピカチュウ』続編がいよいよ実現なるか。キャスト&スタッフなどの続報到着を待ちたい。
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Source: Deadline