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『名探偵ピカチュウ』プロデューサー、続編やユニバース化に早くも意欲 ─ 「ポケモン全800種類、すべて映像化したい」

東京コミコン2018 名探偵ピカチュウ
©THE RIVER

『ポケットモンスター』シリーズ初の実写映画版となる『名探偵ピカチュウ』が、世界に先がけて、2019年5月3日(金)に日本先行公開される。記念すべき“ハリウッド進出作”でもある同作の公開を控えるなか、製作チームは『ポケモン』のさらなる実写化に意欲をみせているようだ。

『名探偵ピカチュウ』のプロデューサーであるアリ・メンデス氏は、米IGNの取材にて、「ポケモン・ユニバース」の可能性について語っている。

「(『ポケットモンスター』は)非常に豊かなユニバースです。その中に入っていく方法はたくさんありますよね。私たちは第一作(『名探偵ピカチュウ』)を正しく作り上げるために努力しているところですが、もちろん映画が完成した後には、ここからどう進んでいくかを考えることになるでしょう。機会はたくさんありますので。」

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思えば『ポケットモンスター』を実写化するにあたり、世界的に知られた「サトシとピカチュウ」の物語でも、多くの作品がリリースされてきたゲーム版のメインシリーズでもなく、あえて変わり種のスピンオフ作品『名探偵ピカチュウ』(ニンテンドー3DSソフト)を原作に選んだ時点で慧眼だった。従来の『ポケモン』のイメージやストーリーから自由な形で、実写映画版の世界観をスタートさせることができたのである。ここからはおなじみのストーリーに戻ることも、さらに異色のスタイルを求めていくことも可能だろう。

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『名探偵ピカチュウ』を皮切りとして、これからハリウッドにおける「ポケモン・ユニバース」がどう展開するのかはわからない。しかし、早くもメンデス氏の野望は大きい。

「ポケモンだけで800種類いるわけです。(『名探偵ピカチュウ』には)たくさんのポケモンが登場しますが、いずれそのすべてを扱いたいですね。」

ちなみに製作を担当するレジェンダリー・ピクチャーズは、すでに『名探偵ピカチュウ』の続編企画を始動させているとのこと。脚本には『22ジャンプストリート』(2014)『クローバーフィールド・パラドックス』(2018)のオーレン・ウジエルが起用された。

『名探偵ピカチュウ』では、『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズがピカチュウの声を担当。主人公ティム役は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のジャスティス・スミス、ヒロインのルーシー役はドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」(2017-)のキャスリン・ニュートン、ヨシダ警部役は日本人俳優の渡辺謙が演じる。監督は『シャーク・テイル』(2005)や『ガリバー旅行記』(2011)のロブ・レターマンだ。

映画『名探偵ピカチュウ』は2019年5月3日(金)日本先行公開

『名探偵ピカチュウ』公式サイト:https://meitantei-pikachu.jp/

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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