ハリウッド実写版ポケモン『名探偵ピカチュウ』予告編が米公開 ─ ピカチュウ、モフモフで超しゃべる

『ポケットモンスター』のゲーム『名探偵ピカチュウ』を原作とする史上初の実写映画『名探偵ピカチュウ』より、予告編映像が米公開された。
物語の舞台は原作ゲーム同様、ライム・シティ。ここは、人間とポケモンが調和して暮らす街。ポッポやフラベベなどが上空を羽ばたく街の中では、ドードリオやポッポ、ヒトカゲ、コダックにプリンといったお馴染みのポケモンたちが、人間と同じように行き交っている。
主人公ティム・グッドマンは、交通事故で姿を消した伝説的な探偵であり、父のハリー・グッドマンを探すため、ライム・シティにやってきた。ハリーの友人で探偵のヨシダを渡辺謙が演じる。
ヨシダは、ハリーの才能を継ぐティムを見込んでいた。「小さい頃はポケモン・トレーナーになりたがっていたじゃないか。」しかしティムは「でも、うまくいかなかったんだ」と塞ぎ込む。ティムは、シンオウ地方で開催されるポケモンのチャンピオンシップに未練があるようだ。
ある時、ティムはピカチュウに出会う。初めて実写化されたピカチュウは、毛並み豊かでもふもふの姿をしている。ゲーム『名探偵ピカチュウ』同様、主人公ティムにだけは喋る声が聞こえるという設定で、本国版声優は『デッドプール』のライアン・レイノルズが務める。突然の侵入者を警戒してホッチキスを構えたティムとは「俺の言葉は分からないだろうけど、とりあえずそのホッチキスを降ろせ。さもないと感電させるぞ」「喋るのか?」「ウソ、俺の言葉が分かるの?マジかよ!分かるのかよ!めっちゃ寂しかったんだよ!」とユーモアあふれるやり取りを交わす。
街に繰り出したティムとピカチュウだが、ティム以外には「ピカピカ」の発声しか聞こえないことが、ここで明示される。早速披露されたピカチュウの鳴き声は、日本のアニメ版でもおなじみ大谷育江の声である。
どうやら事情あって、ピカチュウはティムと組まなければならない様子だ。しかしティムは「俺はポケモンなんていらない。以上!」と頑なな態度だ。「俺は世界レベルの探偵だぜ?最高の相棒になれる」とすがるピカチュウ。「やるんだよ、一緒に。」
映像では、フシギダネやゼニガメ、プリン、リザードン、ゲッコウガなど数々のポケモンが登場。終盤では、曲者バリアードからの事情聴取に苦戦する場面も。「魔法が俺たちを結びつけてくれた。この魔法は、希望だ!」
ピカチュウの声優は『デッドプール』ライアン・レイノルズ。主人公ティム・グッドマンを『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のジャスティス・スミスが、コダックを相棒とする女性記者ルーシー・スティーヴンスをドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」(2017-)のキャスリン・ニュートンが演じる。
監督は『シャーク・テイル』(2005)『モンスターVSエイリアン』(2009)『ガリバー旅行記』(2011)などのロブ・レターマン。脚本は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のニコール・パールマンと、アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)のアレックス・ハーシュが執筆し、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のエリック・ピアソン、『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)のトム・マッカーシーが改稿に加わった。エグゼクティブ・プロデューサーには、株式会社ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏も名を連ねている。
なお、監督のロブ・レターマン、ティム役のジャスティス・スミス、ルーシー役のキャスリン・ニュートンは、2018年11月30日〜12月2日開催の「東京コミコン2018」にて来日が決定。ステージでは、本作の最新情報が届けられる予定だ。
探偵ピカチュウ(邦題未定、原題:Pokémon Detective Pikachu)』は2019年5月10日に米国公開予定。