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マーベル映画によるコメディ映画衰退コメント、アダム・ディヴァインが補足訂正 ─ 「中規模コメディが作られなくなった」

Photo by Anthony Quintano https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Adam_DeVine_Macy%27s_Thanksgiving_Parade_2022_%28cropped%29.jpg

「マーベル映画がコメディ映画をダメにした」との発言で注目を集めたコメディ俳優のアダム・ディヴァインは、この話題の拡散には誤解があるとして自身のX(Twitter)に訂正した。

ディヴァインは出演したポッドキャスト番組で、純粋なコメディ映画が縮小傾向にあると語る際、「持論だけど、マーベルのせいだと思う。スーパーヒーロー映画がコメディを破壊してしまったように思います」と語った。「映画館に行くと、製作費2億ドルの映画に期待してしまうからです。コメディ映画はそうじゃない。だから、”同じ鑑賞料金で2億ドルの映画が観られるのに、どうしてわざわざ小規模なコメディを映画館で観なくちゃいけないんだ”ということになる」と、コメディ作品がマーベル映画のような大規模作品市場に吸収されていることを危惧していた。

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業界大手メディアのVarietyが、この発言を「アダム・ディヴァイン、マーベル映画が“コメディを破壊した”:彼らは“笑える映画に仕上げる”が、“それは本物のコメディではない”」との見出しで記事化すると、ディヴァインの発言は広く拡散。これを受けてディヴァインは、次のように正している。

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「映画とテレビを愛する者として、Varietyに載せてもらえるのは嬉しい。だけど、これはミスリードだ。僕はマーベルが好きだし、彼らの映画も良いと思う。僕が言いたかったのは、映画スタジオは(マーベルに対抗しようとして)中規模予算のコメディの製作を止めちゃったよね、ということ。映画館で観るコメディが恋しい!」

ディヴァインは元の発言を行ったPodcast番組でも、「コメディ映画が好きなら、どうか鑑賞して、サポートして欲しい。友達にも勧めて欲しい。そうすればもっとチャンスが生まれるから」と、コメディの存続に向けた訴えを呼びかけていた。また、『ハングオーバー!』シリーズや『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)がコメディ映画の「最後のあがき」だったとも話している。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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