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モテる男の要素バッチリ!『スーサイド・スクワッド』ディアブロの女子人気が密かに高い件を考えてみた

DCEU作品『ワンダーウーマン』2017年8月25日、待望の日本公開となる。全米では過去作品を凌ぐ大ヒットを記録しそうな勢いだ。『ジャスティス・リーグ』も同年の11月23日に公開されるなど、今年はDC作品に多いに触れることができそうである。

昨年2016年に公開されたDCEU映画といえば…『スーサイド・スクワッド』!続編も2018年に撮影されるなど、ファンには楽しみな情報が最近話題となっている。そんな『スーサイド・スクワッド』、評価の良し悪しは様々だったものの、悪人たちの活躍劇にがっつり心を掴まれた!という人は少なくないはずだ。作品の魅力の1つはなんといっても、その個性豊かなキャラクターたちだろう。

『ダークナイト』版とはかなり雰囲気の違う、美しくもどこかチンピラっぽいジョーカー(ジャレッド・レト)。網タイツにピチピチのホットパンツとTシャツ姿で戦う、マーゴット・ロビー演じるキュートなハーレイ・クイン。ハロウィンにはいったい何人、ハーレイになりきる女の子たちを見たことだろう。 

さて、そんな『スーサイド・スクワッド』だが、女子的にはかなり“恋愛映画”としても楽しめちゃう作品であった。好きな人のために一直線!薬品の樽にも飛び込めちゃう!そして「チッ」みたいな顔をしながらもハーレイちゃんのあとを追って樽に飛び込む、俺様感がかっこいいジョーカー氏。

女子が「ハーレイとジョーカー素敵」「めっちゃロマンチック」と思いのほかキュンキュンしてしまうシーンが多い『スーサイド・スクワッド』だが、ジョーカーのほかにももう1人、「あの人いいよね!」という声が多く寄せられていたキャラクターがいる。(筆者調べ・対象 : 20代女性)それは、チャト・サンタナことエル・ディアブロである。

【注意】

この記事には、映画『スーサイド・スクワッド』のネタバレが含まれています。

 

密かにモテモテ?チャト・サンタナ/エル・ディアブロ

炎を操る男、エル・ディアブロ。今までDCコミックについてあまり詳しくなかった、この映画で初めて存在を知った…という女子もなぜか惹かれちゃう。スクワッドで並んでいる時はいつも端か後ろのほうなのに、なんだか気になっちゃう。今回は今更ながらディアブロが“クラスの女子全員が良いって言ってるわけじゃないけど、何人かはあの人の良さに賛同してくれる隠れモテ系男子” “こっそり推したい系男子”である理由を紹介しつつ、彼の魅力について改めて迫っていきたい。

ファッションに親近感 

デッドショットの服はぴっちぴちだし、ジョーカーはちょっとギラギラしたものをつけすぎてるし。キャプテン・ブーメランはなんだか暑そうだし(彼にとってアメリカは寒かったのだろうか?それともポニーちゃんを隠すためだろうか?ジャージの上に大きなコートを羽織っているなんて、ハーレイ・クインと体感温度が違いすぎる)。

でもディアブロはスタジアムジャンパーにデニム、スニーカー!なんてちょうどいいストリートファッションなんだ。刑務所で閉じ込められている時なんか、地元の不良少年たちが履いていそうなサンダルという出で立ち。一緒にコンビニでも行けちゃいそうだ。いや、それぞれの衣装があることはわかっている。わかっているけど…ディアブロの“飾りすぎない”ファッションには親近感。 

目の周りには影があるし、目の中にも影がある 

パンダのような目の周りのタトゥーの奥に、実はまつ毛が長い黒目がちな瞳があるディアブロ。でもいつも伏せていて、寂しそう…スーサイド・スクワッドのメンバーとも少し距離を置いて、一匹狼を守っているディアブロ。やっぱり影がある男性はかっこいい。男性も女性も寡黙な人の方が、どんな人物なのか知りたくなってしまうもの。(バーで自分のことを語ったらハーレイに一喝されてしまうのだが)ディアブロの憂いのある瞳と表情、タトゥーだらけのいかつい見た目とのギャップに思わず心が揺さぶられてしまった女子は多いはずだ。

“昔はワルかったんだけど、今は落ち着きましてね”感 

LAのギャングだったディアブロだが、自分の過失で家族を失った事件によりすっかり臆病な性格に!登場した時は土管のような刑務所の部屋の中でうずくまり、ずっとうつむきがち…。いつも小柄な体躯をさらに小さくさせて、ひたすら根暗な雰囲気を漂わせているディアブロ。ギャングだったのにこんなにおとなしくなっちゃって。女子は“ワルいこともいろいろやったんだけど、今じゃすっかり落ち着いたよ”っていう男性に弱い。そんな空気感をばっちり漂わせている男、それがディアブロなのだ。 

ハーレイに対する、さりげない優しさ 

ジョーカーと乗り込んだ飛行機が墜落し、ハーレイが放り出されるシーン。愛するプリンちゃんが死んでしまったと思っているハーレイは悲嘆にくれているものの、いつもの彼女らしく振舞おうとしている。そんな彼女をそれぞれ気遣うメンバーだが、ディアブロの本当に本当にさりげない優しさに注目!
キャプテン・
ブーメランにバットを渡され、少し気を取り直したようなハーレイ。そんな彼女に何も言わずに微笑み、彼女が仲間の元に行くのを確認して後ろから付いていく…。ハーレイが歩き出していくのを待って、背後を守って歩いていくこの感じ。多くを語らない、不器用な気遣い。自身も家族を亡くしているからこそ分かる、彼なりの「大丈夫か、しっかりしろよ」というメッセージだったのではないだろうか? 

そんなディアブロ兄さんだが、序盤のハーレイちゃんのお着替えシーンの時は横でばっちり彼女を凝視している!「ちゃっかり気になるんかい!」と思わず突っ込みたくなる名(?)場面である。 

本気を出したらもう、無敵! 

最初の方は「人を傷つけたくない」と戦いに参加しなかったディアブロ。でも1度本気を出せば、圧倒的に強い!誰もその炎には太刀打ちできない!ラストでは、大本領を発揮して戦いに挑む。「もう誰も失いたくないんだ」というその言葉と、寡黙で臆病な彼が格闘する姿にどれだけ心を掴まれたことか。“いつもはそんな素振りを見せないのに、いざという時に大活躍”…決まってモテるのはこういう男子なのだ。

とまあ、チャト・サンタナ/エル・ディアブロは女子人気を密かに集めていたのはこのような理由である。ぜひ『スーサイド・スクワッド』を観たという周りの女性たちに、ディアブロ人気の程を聞いてみてほしい。もし「いや、キャプテン・ブーメランの方がかわいい」「どう考えてもフラッグ大佐でしょ」というご意見が多かったら…、やっぱり、“少人数にこっそりモテる系男子だった”ということで! 

Writer

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Moeka Kotaki

フリーライター(1995生まれ/マグル)

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