ディカプリオ&スコセッシ『万博と殺人鬼』映画化で再タッグ ─ 19世紀シカゴで起きた猟奇殺人の実話描く

『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』(2023)などのレオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督による新たなタッグ企画が、両者が長年取り組んでいる『万博と殺人鬼』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の映画化となることがわかった。米Deadlineが報じている。
エリック・ラーソン著『万博と殺人鬼』は、イギリスの“切り裂きジャック事件”から数年後、19世紀末のシカゴで発生した連続殺人事件を描く傑作ノンフィクション。建築家ダニエル・バーナムが、史上最大規模のシカゴ万博で歴史に名を残すべく奔走するかたわら、のちに“アメリカ初のシリアルキラー”と称される医師H・H・ホームズによる連続猟奇殺人が起きていた……。日本でも『悪魔と博覧会』として2006年に文藝春秋より邦訳版が刊行され、2024年に現在の題で早川書房より文庫化されている。
ディカプリオは2010年に本作の映像化権を取得し、自身がホームズ役を演じる意向で企画を進めていた。2015年にはスコセッシが監督として参加し、『キャプテン・フィリップス』(2013)のビリー・レイが脚本に就任したが、当時は実現しなかった。のちにキアヌ・リーブス主演でテレビシリーズ企画が浮上し、ディカプリオ&スコセッシも製作総指揮にクレジットされたが、リーブスの降板後に企画ごと頓挫している。
今回の企画は20世紀スタジオにて再始動したもので、いまだ脚本は存在しないとのこと(脚本家の名前も伝えられていない)。ディカプリオ&スコセッシは原作のノンフィクションを「時代を超えて今にも通じる物語」として捉えており、20世紀スタジオ幹部との面会では、“劇場公開作品として描くべき”という認識で全員が一致したという。
プロデューサーはディカプリオ&スコセッシのほか、『ヘイトフル・エイト』(2015)のステイシー・シェア、『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』のリック・ヨーン、ディカプリオの製作会社Appian Wayのジェニファー・ダヴィッソン。現時点でディカプリオ&スコセッシは契約締結に向けて交渉中と伝えられている。
これまで、ディカプリオ&スコセッシは『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)『アビエイター』(2004)『ディパーテッド』(2006)『シャッター・アイランド』(2009)『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)、そして『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』の6作品で俳優・監督として共同作業を経験。2024年4月にはフランク・シナトラの伝記映画が次のタッグ作だと伝えられたが、同年9月に企画が中止されていた。
なお2022年には、『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』の原作者デイヴィッド・グランによるノンフィクション作品『絶海 英国船ウェイジャー号の地獄』(早川書房)の映画化企画を両者が進めていることも報じられたが、こちらの進捗は不明となっている。
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