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ヴィン・ディーゼル、格闘オモチャ実写映画化で主演と脚本を兼任へ

Vin Diesel by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Vin_Diesel_2013_SDCC.jpg | Rock'em Sock'em Robots by Ryan LaRue https://www.flickr.com/photos/ryanlarue/4648285486

『ワイルド・スピード』シリーズで知られるヴィン・ディーゼルが主演する、マテル社のおもちゃ実写映画化企画『Rock ‘Em Sock ‘Em Robots(原題)』で、ディーゼルが脚本も兼任することが明らかとなった。米Varietyが報じている。

題材となる『ロッケム ソッケム』とは、赤のレッドロッカーと青のブルーボンバーというロボットがリングの上でパンチを打ち合う、昔ながらのおもちゃ。レバーを動かしてパンチを放ち、相手の頭部を飛び出させたら勝利だ。映画『トイ・ストーリー2』劇中にも登場している。

現時点で映画の詳細について多くは明かされていないが、「伝説のレッドロッカーとブルーボンバーを全く新しい実写アドベンチャーで蘇らせる」試みという。

ディーゼルは、自身の製作会社One Race Filmsを通してプロデューサーも兼任し、マテル・スタジオのダリアン・グリーンバウムとアンドリュー・スキャンネルとともに監修も務める。本作の第一報では、『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)のライアン・イングルが脚本を手がけると伝えられたが、今もイングルが関与しているかどうかは不明だ。

デューゼルは声明で、「子ども時代に親しんだ、このクラシックなおもちゃを現代の観客に届け、力と支配力で評価されがちな世界において競争の役割を見つめ直し、その根底にある思いやりの力を大胆に描く物語を語ることで、さらにマテルの世界を広げることを楽しみにしています」とコメントした。

マテル・スタジオで社長兼チーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるロビー・ブレナーは、「ヴィンは、アクションと心、そして世界観の構築について比類なき理解を持つ圧倒的なストーリーテラーです。『Rock ‘Em Sock ‘Em Robots』に対する彼のクリエイティブ・ビジョンは大胆で人間味があり、非常に映画的です。まさにマテル・スタジオが求めるストーリーテリングのスタイルです」と述べている。

なお、マテル社は『バービー』(2023)の世界的な大ヒットを受け、自社のおもちゃテーマにした映画・テレビ番組の製作を次々と進めている。『シックス・センス』(1999)のM・ナイト・シャマランが監督を務める、占いおもちゃ「マジック8ボール」を題材にした実写ドラマシリーズ「Magic 8 Ball(原題)」をはじめ、『きかんしゃトーマス』の映画版や、人気ミニカー「ホットウィール」の実写版などが進行中。2026年6月5日には、マテル社のアクションフィギュアを実写映画化する『マスターズ・オブ・ザ・ユニバース(原題)』が米国公開予定だ。

Source:Variety

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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