ディズニー映像配信サービス「Disney+」海外サービス開始日、料金情報が公開 ─ 第1弾はカナダ・オランダ・オーストラリア・ニュージーランド

ウォルト・ディズニー・カンパニーによる映像配信サービス「Disney+」の、アメリカ以外でのサービス開始情報が初めて発表された。第1弾として告知されたのは、カナダ、オランダ、オーストラリア、ニュージーランドの4ヶ国。まだアジア圏の情報は含まれていないが、まずは各国でのサービス価格をチェックしてみると、なんとなく海外での展開戦略が想像できるような…?
発表によれば、「Disney+」はカナダとオランダではアメリカと同じく2019年11月12日(現地時間)にサービス開始予定。カナダでは月額8.99/年額89.99カナダドル、オランダでは月額6.99/年額69.99ユーロという価格での提供となる。続いて、翌週11月19日にはオーストラリアとニュージーランドでもサービスがスタート。オーストラリアは月額8.99/年額89.99オーストラリアドル、ニュージーランドは月額9.99/年額99.99ニュージーランドドルとなる。なお、米国のサービス価格は月額6.99/年額69.99ドルだ。
ひとまず日本円に置き換えてみると、最も低価格での提供となるのがオーストラリアの月額649円・年額6,497円で、続いてニュージーランドの月額683円・年額6,838円、カナダの月額719円・年額7,198円、アメリカの月額744円・年額7,458円、そしてオランダの月額825円・年額8,268円となる(レート換算はすべて2019年8月20日12:30時点)。いずれにせよ日本円で月額700~800円、年額7,000~8,000円程度が目安となっていることがわかるだろう。

現在、ウォルト・ディズニーは「Disney+」をサービス開始から2年間かけて全世界に展開する計画。日本を含め、アジア圏でのサービス開始情報も気になるところだ。ちなみに、「Disney+」とは別サービスとして日本で展開されているディズニー公式サービス「ディズニーデラックス」は月額700円(税抜)と、すでに同価格帯での提供となっている。
「Disney+」ではウォルト・ディズニーや20世紀フォックスが従来保有している映画・ドラマ作品のほか、ディズニー、20世紀フォックス、ピクサー、マーベル・スタジオ、ルーカスフィルムによるオリジナル作品が配信される。NetflixやAmazonなどがしのぎを削る、ストリーミング戦国時代を制することとなるか。
Source: Disney