『続・荒野の用心棒」リメイク版ドラマが本格始動 ─ ジャンゴ役は『オールド・ガード』マティアス・スーナールツ

マカロニ・ウェスタン映画の傑作、セルジオ・コルブッチ監督『続・荒野の用心棒』(1966)がテレビドラマでリメイクされることがわかった。
米The Hollywood Reporterなどによると、タイトルは映画の原題そのままに「ジャンゴ(原題:Django)」。シリーズは全10話構成で、主人公のジャンゴ役は『オールド・ガード』(2020)や『名もなき生涯』(2019)などのマティアス・スーナールツが演じる。

1860~70年代、アメリカ西部。恋人同士のサラとジョンは、流れ者が集まる町・ニューバビロンにたどり着いた。そこはあらゆる人種の人々、あらゆる信条や過去を持つ男女が、お互いを温かく迎え入れる土地。そんな中、8年前に家族を殺されたのち、娘の生存を信じて消息を追う男・ジャンゴがニューバビロンを訪れる。そこでジャンゴは発見した“娘”こそがサラだった。ジョンとの結婚を控えるサラは、ジャンゴが町にとどまる限りニューバビロンが危機にさらされると恐れた。しかし一方のジャンゴは、すでに町は危険な状況にあり、娘を再び失うまいと自分の意志を貫こうとする……。
あらすじを一読すれば明らかなように、本作は『続・荒野の用心棒』を原案とするオリジナルストーリーで、リメイク企画ながら“再創造”がコンセプト。イタリアの製作会社Cattleya、「ジ・エディ」(2019-)のAtlantique Productionsが制作を務め、シリーズのアーティスティック・ディレクター&第1話監督をイタリアの人気ドラマ「Gomorrah(原題)」(2014-)のフランチェスカ・コメンチーニが担当。脚本は同作のレオナルド・ファソリ、マッダレーナ・ラヴァッリらが執筆する。
ドラマ「ジャンゴ(原題:Django)」はフランスなどでCanal+局にて、イタリア・イギリスなどでSky局にて放送予定。世界配給権はスタジオカナルが保持している。なお、撮影は2021年5月から開始されるとのこと。
Source: The Hollywood Reporter