【ネタバレ】『ドクター・ストレンジ/MoM』〇〇がワンダに明かした意味深な存在、その正体とは?

この記事には、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のネタバレが含まれています。必ず本編鑑賞後にお楽しみください。
リード・リチャーズの子どもの正体とは?

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、ドクター・ストレンジがアメリカ・チャベスというマルチバースを行き来する特殊能力を持つ少女とともに、あまたの世界を経て、“アース-838”へと辿り着く。この世界では危険人物とされているストレンジは、モルドに連れられ、イルミナティという秘密結社と面会することに。
イルミナティのメンバーとしてストレンジの前に現れたのは、ソーサラー・スプリームのモルドをはじめ、チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX、キャプテン・カーター、インヒューマンズのブラックボルト、マリア・ランボー/キャプテン・マーベル、そしてファンタスティック・フォーのリーダーであるミスター・ファンタスティックことリード・リチャーズだ。
そのメンバーたちがストレンジに、“アース-838”での悲劇について説明していたところ、闇堕ちしたスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフが、“アース-616”からやってきた。そこでイルミナティのメンバーたちは、ワンダの対処をしなければならなくなる。直接対決を前にリード・リチャーズは、「僕にも子どもがいるから、君の苦しみはよく理解できる(I Have children of my own. I understand your pain)」と、双子の息子を失ったワンダをなぐさめるのだった。
このあとリードはワンダの魔術により容赦なく身体を引き裂かれてしまうが、ここで注目したいのは、「子どもがいる」という発言だ。これはインヴィジブル・ウーマンことスーザン・ストームとの間に生まれた子ども、フランクリンとヴァレリアのことだと思われる。コミックにおけるフランクリンは、リードとスーザンの長男として、ワンダと同じく現実改変能力を持って生まれた。計り知れないほどの潜在能力を持つフランクリンは、“オメガレベル・ミュータント”とされるほどの力を誇っている。一方で次女のヴァレリアは、天才的な頭脳を兼ね備えているキャラクターだ。
そんな子どもたちの父親は、ワンダに殺されてしまったわけだが、果たしてふたりはどんな思いにいま駆られているのだろうか。復讐したくとも、“アース-616”のワンダもまた帰らぬ人となっているため、それはすでに叶わぬ野望だ。怒りの矛先は、ほかの世界のワンダとなるか……?
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は公開中。