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ドニー・イェン、「燃えよ!カンフー」映画版で主演 ─ デヴィッド・リーチと再タッグ、最強アクションに期待

Donnie Yen ドニー・イェン
photo by Cecilia Wang https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Donnie_Yen_Formal.jpeg

香港カンフー映画のレジェンドにして、“宇宙最強”“ド兄さん”の愛称で親しまれているドニー・イェンが、1970年代のドラマ「燃えよ!カンフー」の映画版に主演することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

1972年より米ABCで3シーズンにわたって放送された「燃えよ!カンフー」の主人公は、師匠を殺されて中国から逃亡した武術の達人、クワイ・チャン・ケイン。米国へ渡ったケインは西部を放浪し、自分を狙う刺客をかわしつつ虐げられた人々を助け、はびこる人種差別を乗り越えていく。

米ユニバ―サル・ピクチャーズが製作を務める映画版では、香港映画『イップ・マン』シリーズで“宇宙最強”の異名を授かり、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)などのハリウッド映画でも、その実力を見せつけたイェンが主演を務める。

プロデューサーに名を連ねるのは、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でイェンとタッグを組み、『デッドプール2』(2018)や『ブレット・トレイン』(2022)で監督を務めたデヴィッド・リーチと、彼のビジネスパートナーであるケリー・マコーミック。『バイオレント・ナイト』(2022)のガイ・ダネッラも参加する。

リーチは監督も務める見込みとのこと。脚本を担うのは、『マイ スウィート ガイズ』(1999)や『ウォー・ドッグス』(2017)のスティーヴン・チン。ドラマ版でクリエイターを務めたエド・スピルマンが製作総指揮を担う。

リーチは、イェンとの再タッグについて「ドニー・イェンは非常に才能のある俳優であり、アクション映画界のレジェンドでもあります」とコメント。「真の武術の達人であるドニー・イェンが、この世界的な映画を率いることになり光栄です。主役にドニーを迎えてクリエイティブ・パートナーとしてコラボレーションし、ユニバーサルとの協業で、この愛すべき物語をビッグスクリーンで再考できることに興奮しています」と語った。

『イップ・マン』シリーズの他、イェンの代表作には『レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳』(2010)、『トリプルX:再起動』(2017)、『ムーラン』(2020)、『レイジング・ファイア』(2021)などがある。

ちなみにドラマ版は、白人俳優のデヴィッド・キャラダインが中国人のケイン役を演じたことで、「ホワイトウォッシング(白人以外のキャラクターに白人俳優が配役されること)」の典型例だとして、今日のハリウッドで批判の対象となったことでも知られている。

Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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