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『ドント・ブリーズ』続編、盲目爺さん再演のために実施したこと ─「真剣に取り組む義務を感じた」と主演俳優

Stephen Lang スティーブン・ラング
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Stephen_Lang_(5977208427).jpg

極限のソリッド・シチュエーション・スリラー『ドント・ブリーズ』(2016)で主演を務めたスティーブン・ラングは、きたる続編映画で盲目老人を再演するにあたって、ある取り組みを行ったという。前作での経験を活かしながらも、盲目老人に更になりきるための役作りに磨きをかけたようだ。

Bloody Disgustingのインタビューに応じたラングは、当たり役とも言える『ドント・ブリーズ』での盲目老人役について、「第1作ではできる限りのベストを尽くしました」とした上で、「2作目では(役作りを)さらに拡大させることができました」と話している。「今回はしっかり準備をするための時間が十分取れたと思います」。

再演にあたり、ラングは「特に盲目というものに対して、真剣に取り組む義務を感じた」のだそう。その取り組みの一貫として、第1作とは違った手法で役作りを行ったというが、一体それはというと…?

「“The Northeastern Association for the Blind”という素晴らしい(盲目福祉の)協会と協力したんです。(ニューヨーク州)オールバニーにありまして。方向づけと動きを監修する人と一緒に取り組み始めました。2作目の脚本は…また別の話なので。そこで準備をする必要があったんです。役の仕組みに取り組むときは触れてみて分かるものですから。この役作りは非常に楽しめました。

前作『ドント・ブリーズ』では、金銭に困った若者3人が大金を隠しているという盲目の老人宅に忍び込んだことから、その家に暮らす元軍人の異常者に逆に追い込まれていくストーリーが描かれた。続編では、何年も小屋に隠れ住んでいた盲目の老人が孤児の少女を育てることになるという。ところがある日、少女が誘拐されてしまい、老人は助けに行くことを決心するのだ。恐らく老人は外界に身を投じていくことになりそうだが、このラングの役作りがどう活かされているかは目の付けどころだろう。

前作の脚本・監督を務めたのは、リメイク版『死霊のはらわた』(2013)や『蜘蛛の巣を払う女』(2018)のフェデ・アルバレス。監督には『死霊のはらわた』『ドント・ブリーズ』でアルバレスと共に脚本を担当したロド・サヤゲスが就任している。サヤゲスは本作で監督デビューとなる。続編の脚本はアルバレスとサヤゲスが共同で執筆。プロデューサーにはアルバレスのほか、前作からサム・ライミ、ロバート・タパートが参加している。

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Source: Bloody Disgusting

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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