DCドラマ「ドゥーム・パトロール」“4代目ジェームズ・ボンド”ティモシー・ダルトンが出演 ― 『ローグ・ワン』アラン・テュディックも

『007』シリーズの“4代目ジェームズ・ボンド”として知られる俳優ティモシー・ダルトン、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)などのアラン・テュディックが、DCコミックス原作ドラマ「ドゥーム・パトロール(邦題未定、原題:Doom Patrol)」に出演することがわかった。米Deadlineが報じている。

「ドゥーム・パトロール」は、ワーナー・ブラザース&DCコミックスの新映像配信サービス「DCユニバース(DC Universe)」で配信される新作ドラマ。現代を舞台に、車椅子の天才科学者Dr.ナイルズ・コールダー/チーフによって結成された、ロボットマン、ネガティヴマン、エラスティ・ガール、クレイジー・ジェーンの活躍を描くストーリーだ。社会に受け入れられないヒーローチームである彼らは、チーフに導かれ、サイボーグから与えられた任務に取り組んでいくうち、奇妙かつ予測不可能な世界に入りこんでいく……。
「ドゥーム・パトロール」狂気を秘めた二人の人物
「ドゥーム・パトロール」でダルトンが演じるのは、チーム「ドゥーム・パトロール」を率いる科学者ナイルズ・コールダー/チーフ役。天才的な頭脳を持ち、死の淵にあって奇跡を求める人々を探している医学の先駆者だが、「助けが必要だ」と判断した人間を救うかわりに、自分の“ヒーロー・コレクション”である「ドゥーム・パトロール」のメンバーに加えていく。ヒーローのメンター的な立ち位置でありながら、確かな狂気を内面に宿したキャラクターといえるだろう。
かたや、テュディックは本作のメイン・ヴィランであるエリック・モーデン/Mr.ノーバディ役を演じる。元ナチスによる謎の実験によって“生きた影”となってしまったエリックは、他者の正気を奪う能力の持ち主だ。正気を奪われてしまうと、人々は狂気を宿したエリック=Mr.ノーバディと同じように変化してしまう……。
『007 リビング・デイライツ』(1987)、『007 消されたライセンス』(1989)でジェームズ・ボンド役を演じたダルトンは、エドガー・ライト監督作品『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』(2007)や『ツーリスト』(2010)などに出演。また、『ローグ・ワン』のドロイド・K-2SO役が有名なテュディックは、『3時10分、決断のとき』(2007)や『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』(2011)などに出演するほか、『シュガー・ラッシュ』(2012)や『アナと雪の女王』(2013)、『ベイマックス』(2014)、『ズートピア』(2016)、『モアナと伝説の海』(2016)と、ディズニー/ピクサーのアニメ映画で多数声優を務めている。
元ジェームズ・ボンドの大御所俳優と、卓越したコメディ演技で知られるバイプレーヤーは、どんな狂気をヒーローたちに、そして鑑賞者に見せてくれるのだろうか。
ヒーローチーム「ドゥーム・パトロール」のメンバーを演じるのは、ロボットマン役に『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・フレイザー、クレイジー・ジェーン役で「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(2013-)のダイアン・ゲレロ、エラスティ・ガール役でDCユニバース作品「タイタンズ」(2018)からの続投となるエイプリル・ボールビー。サイボーグ役で『パージ』シリーズ第4作『The First Purge(原題)』(2018)のジョイヴァン・ウェイドが出演する。
製作総指揮を務めるのは、「ARROW/アロー」(2012-)や「THE FLASH/フラッシュ」(2014-)、「レジェンド・オブ・トゥモロー」(2016-)、「ブラックライトニング」(2017-)、「タイタンズ」など数多くのDCドラマに携わっているグレッグ・バーランティ。DCコミックスの重鎮ジェフ・ジョンズも名を連ね、脚本は「スーパーナチュラル」(2005-)のジェレミー・カーバーが執筆する。
ドラマ「ドゥーム・パトロール」(全13話予定)は2018年内に製作が開始され、2019年配信予定。なお「DCユニバース」作品の国内配信についての情報は、2018年9月6日現在明らかになっていない。