DCドラマ「ドゥーム・パトロール」64の人格を持つヒーロー役に「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」ダイアン・ゲレロが決定

DCコミックスによる新映像配信サービス「DCユニバース(DC Universe)」から配信される新作ドラマ「ドゥーム・パトロール(邦題未定、原題:Doom Patrol)」に、Netflixドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(2013-)のダイアン・ゲレロが出演することが決定した。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

1963年にコミックに初登場したドゥーム・パトロールは、車椅子の天才科学者チーフによって結成された、社会から受け入れられないヒーローたちのチーム。ドラマ版では現代を舞台に、ロボットマン、ネガティヴマン、エラスティ・ガール、クレイジー・ジェーンの4人が登場。世間から疎まれるこのチームは、ドクター・ナイルズ・コールダー/チーフに率いられ、サイボーグに与えられた任務に取り組んでいくうちに、DCユニバースで最も奇妙かつ予測不可能な世界に入りこんでいく……。
このたび、ゲレロが演じると報道されたのはドゥーム・パトロールのメンバーであるクレイジー・ジェーン。「解離性同一性障害の世界で最も重い症状を患っている」という設定で、64もの人格を持ち、その一つ一つの人格が異なるスーパーパワーを持つ。そのためドゥーム・パトロールで最も強い存在だが、一番不安定な存在でもある。
なお「ドゥーム・パトロール」が映画やテレビなど、ほかのメディアで展開するDC作品と繋がっているかは定かでなく、本作に登場するサイボーグが映画『ジャスティス・リーグ』(2017)のサイボーグと同一人物かどうかは不明。同作でサイボーグを演じたレイ・フィッシャーの出演についてもわかっていない。
ただし本作は、同じく「DCユニバース」にて配信されるドラマ「タイタンズ(邦題未定、原題:Titans)」の後日譚となることが明らかになっており、同作でエラスティ・ガール役を演じるエイプリル・ボールビーは「ドゥーム・パトロール」でも同じ役柄を演じる。
「ドゥーム・パトロール」で製作総指揮を務めるのは、「ARROW/アロー」(2012-)や「THE FLASH/フラッシュ」(2014-)、「レジェンド・オブ・トゥモロー」(2016-)、「ブラックライトニング」(2017-)、「タイタンズ」など数多くのDCドラマに携わっているグレッグ・バーランティ。さらにDCコミックスの重鎮であるジェフ・ジョンズや、「フラッシュ」のプロデューサーであるサラ・シューター、「スーパーナチュラル」(2005-)のジェレミー・カーバーらが名を連ねる。なお脚本はジェレミーが執筆するということだ。
ちなみに2018年8月から開始予定の「DCユニバース」には、2018年内にドラマ「タイタンズ」やアニメ『ヤング・ジャスティス/アウトサイダーズ(邦題未定、原題:Young Justice: Outsiders)』が登場予定。アニメ『ハーレイ・クイン(邦題未定、原題:Harley Quinn)』や、スーパーマンの登場以前を描くドラマ「メトロポリス(邦題未定、原題:Metropolice)」、「スワンプシング(邦題未定、原題:Swamp Thing)」なども待機中だ。
ドラマ「ドゥーム・パトロール」(全13話予定)は2018年内に製作が開始され、2019年の配信予定。なお「DCユニバース」作品の国内配信についての情報は、2018年7月31日現在明らかになっていない。