『オリエント急行殺人事件』続編映画『ナイルに死す』撮影開始 ─ ガル・ガドット、アーミー・ハマー、『ブラックパンサー』レティーシャ・ライトら出演者発表

アガサ・クリスティーの同名傑作ミステリをケネス・ブラナー主演・監督で映画化した、『オリエント急行殺人事件』(2017)のシリーズ第2作『ナイルに死す(邦題未定、原題:Death on the Nile)』の撮影が開始された。米Deadlineによると、撮影はイギリスのロングクロス・スタジオとエジプトにて行われるという。
名探偵エルキュール・ポアロ役には、前作に続きケネス・ブラナーが続投。新たな出演者として、これまで『ワンダーウーマン』(2017)のガル・ガドット、『コードネームU.N.C.L.E.』(2015)『君の名前で僕を呼んで』(2017)のアーミー・ハマー、『ブラックパンサー』(2018)シュリ役の新鋭レティーシャ・ライトの名前が報じられてきた。このたび、20世紀フォックスは事件を彩るキャストを一挙に発表している。
新たに発表された顔ぶれは、『アメリカン・ビューティー』(1999)『キャプテン・マーベル』(2019)のアネット・ベニング、『ヴィクトリア女王 最期の秘密』(2017)のボリウッド俳優アリ・ファザル、『ホテル・ルワンダ』(2004)のソフィー・オコネドー、前作からブーク役として続投するトム・ベイトマン、Netflixドラマ「セックス・エデュケーション」(2019-)エマ・マッキー、イギリスの人気女性コメディアンであるドーン・フレンチ&ジェニファー・サンダース、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)イグリット役のローズ・レスリー、『オレの獲物はビンラディン』(2016)ラッセル・ブランド。前作がハリウッドの映画スターを中心に据えたのに対し、今回は国際色豊か、かつドラマやバラエティなど幅広いジャンルから出演者が揃った格好だ。
物語の舞台はナイル川を遡る豪華客船。ある夫婦の穏やかな新婚旅行の最中、突如として起こった殺人事件の謎を名探偵エルキュール・ポアロが解き明かす。起きたと思われる船上での殺人事件の捜査に乗り出す。雄大な景色のなか、愛情のもつれから起こった殺人事件は、数々のどんでん返しとともに、衝撃的な結末まで観客を導いていくという。
1937年発表、アガサ・クリスティーの同名小説をもとに脚本を執筆したのは『オリエント急行殺人事件』のマイケル・グリーン。ケネス・ブラナーは主演・監督とともにプロデューサーも兼任する。なお、プロデューサー陣には映画監督リドリー・スコットや『X-MEN』シリーズのサイモン・キンバーグも参加した。
映画『ナイルに死す(邦題未定、原題:Death on the Nile)』は2020年10月9日に米国公開予定。