Menu
(0)

Search

『アントマン』マイケル・ダグラス、ハンク・ピム博士の前日譚映画を熱望 ― 「やりましょう、これが今後の人生のすべてです」

『アントマン』ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

映画『アントマン』(2015)、続編『アントマン&ワスプ』(2018)に欠かせないキャラクター、それが“元祖アントマン”ハンク・ピム博士だ。演じるのは『ウォール街』(1987)や『ブラック・レイン』(1989)、『氷の微笑』(1992)、『ゲーム』(1997)など、アクションやサスペンスなどを中心に活躍してきたハリウッドのトップスター、マイケル・ダグラスである。

『アントマン&ワスプ』で2度目のマーベル映画を経験したマイケルは、現在、自身の演じるハンク・ピムの過去を描く“前日譚映画”を強く希望している。しかも、どうやらそれはリップサービスではなさそうだ。なにしろリップサービスにしては、あまりにもあちこちで率先して発言しすぎなのである…!

マイケル・ダグラス、ハンク・ピムの“前日譚”を熱望

始まりは2018年6月、マーベル・スタジオの企画した『アントマン&ワスプ』のFacebook Live番組だった。アントマンのスーツを再び着ることについて尋ねられると、マイケルは「もちろん、もちろん着たい」と発言。「わからないけれども、(CGで)小さくなれるし、大きくなれるし、若くもなれるわけだから…僕(ハンク・ピム)には前日譚もあるし…ハンク・ピムを描く時が来たんじゃないかな」と話したのである。

番組の中では、スコット・ラング/アントマン役のポール・ラッドに「ごめんねポール」と言い添えることを忘れなかったマイケルだが、この勢いはとどまるところを知らなかった。
同じく『アントマン&ワスプ』のプロモーションで米ScreenRantのインタビューに登場したマイケルは、「ハンク・ピムで次はどんなことをやりたいですか?」という質問に「働き盛りのハンクに戻って、オリジナルのアントマンとしてメチャクチャ戦うのはどうでしょう」と答えたのだ。

僕の方は準備できてる、やる気満々ですよ。良いスタントダブルが必要ですけど、見つけます。見た目を40歳若返らせてもらえれば、全編演じられますから!」

さらに米Comicbook.comのインタビューでも、マイケルはハンク・ピムの前日譚映画を熱望。「マーベルが聞いてくれてたらいいな」「やりましょう。それが今後の人生のすべてです」とまで話している。

『アントマン』ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

『アントマン』『アントマン&ワスプ』で、マイケルは回想シーンでハンク・ピムの若き日を演じている。1980年代~1990年代前半の姿をそのまま再現する技術に、おそらくマイケルも度肝を抜かれたのだろう。ちなみに1990年代を舞台とする『キャプテン・マーベル(邦題未定、原題:Captain Marvel)』では、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンが全編デジタル処理によって25歳若返って登場予定。つまり、ハンク・ピムの前日譚映画は決して不可能ではない。

未見の方のために詳しい言及は避けるが、『アントマン』では主人公を導く役割に徹していたハンク博士は、続編『アントマン&ワスプ』ではもう一歩踏み込んだ活躍を見せてくれる。全盛期のマイケルを彷彿とさせる演技が健在であることを思い知らされた今、ハンク・ピムの若き日の活躍を大スクリーンで観てみたいファンは決して少なくないはずだ。何を隠そう、筆者もその一人である…!

映画『アントマン』MovieNEXは発売中。続編『アントマン&ワスプ』は2018年8月31日(金)より全国の映画館にて公開中だ。

『アントマン&ワスプ』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp.html

Sources: Marvel Studios, SR, Comicbook.com

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。