【ネタバレ解説】『デッドプール&ウルヴァリン』カメオ出演まとめ ─ 衝撃サプライズまるわかりガイド

この記事には、『デッドプール&ウルヴァリン』のネタバレが含まれています。
ガンビット(チャニング・テイタム)

筆者も頭を抱えたマニアックすぎるネタ。ガンビット/レミー・ルボーはX-MENの主力メンバーの一人であり、破壊エネルギーをトランプのカードやステッキに込めて戦う。劇中ではひどい訛りでデッドプールを困惑させたが、コミックではルイジアナ州ニューオーリンズ生まれで、ケイジャン・フレンチも話せるという設定。
これをなぜ『マジック・マイク』シリーズのチャニング・テイタムが演じているかといえば、かつてテイタム主演でガンビットのスピンオフ映画が企画されていたが、お蔵入りになっていたという楽屋ネタがあるためだ。要は『ザ・フラッシュ』(2023)ニコラス・ケイジ版スーパーマンみたいなものである。
このガンビットが劇中で「俺はここ(虚無の世界)で生まれたのかも」とか「生まれる前から準備ができている」と言っていたのは、彼自身が一度も世に出ることがなかったお蔵入りキャラクターだからというわけである。誰がわかるんだよ、このネタ!
トリビア1。テイタムは本作監督ショーン・レヴィとライアン・レイノルズのタッグ作『フリー・ガイ』(2021)にもカメオ出演。さらに、『デッドプール2』監督のデヴィッド・リーチによる『ブレット・トレイン』(2022)にもカメオ出演している。カメオ常連役者になりつつある?
トリビア2。テイタムは『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)で演じたテキーラのスピンオフ映画も企画されていたが、現時点までに全く音沙汰がない。ガンビット同様、スピンオフ映画に運がない男である。
スタン・リー

元祖マーベル映画カメオの代表。マーベル・メディア名誉会長にして、X-MEN生みの親であるスタン・リーが、久しぶりのカメオ登場だ。
ニューヨークにやってきたデッドプールとウルヴァリンが、無数のデッドプール軍団と大立回りを見せる場面で、バスに貼られた清掃業者「スタン・リー・スチーマー」の広告に登場した。この広告には「Since 1922」と描かれていたが、これはもちろんスタン・リーの生まれ年である。
スタン・リーは『デッドプール』過去作にもカメオ出演。1作目ではストリップ・クラブのアナウンサーとして登場した。短編作品『No Good Deed』では、デッドプールに「ナイススーツ!」と声をかけ、「黙れスタン・リー!」と返された。
2018年に逝去。生身での最後の出演は『アベンジャーズ:エンドゲーム』(2019)。『デッドプール2』では、劇中に映る建物の壁のグラフィティとして登場していた。
というわけで、エクセルシオール!