『デッドプール&ウルヴァリン』、ニコラス・ケイジのゴーストライダー登場も検討されていた

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『デッドプール&ウルヴァリン』には、旧20世紀フォックスで制作されたマーベル映画のヒーローたちも登場し、往年のファンを喜ばせた。「まさか!」と驚くキャラクターも姿を見せたが、実はその中で、ニコラス・ケイジ版『ゴーストライダー』のカムバックも検討されていたのだそうだ。
ゴーストライダー/ジョニー・ブレイズといえば、炎を吹くヘルバイクに跨り、燃えるチェーンを振り回しながら疾走する、業火を纏ったアンチヒーロー。コミックの大ファンであるケイジは2007年の映画『ゴーストライダー』と、2012年の『ゴーストライダー2』で地獄の処刑人をワイルドに演じた。
『デッドプール&ウルヴァリン』には『マッド・マックス』ライクな“虚無の地”の荒野が登場。ゴーストライダーであれば、あの地獄のデス・ロードにピタリとハマりそうだが、意外と言うべきか姿は見せず。主演で製作のライアン・レイノルズは、ケイジのゴーストライダー起用は検討したことがある、議題に挙がったことがあると米Colliderに認めながら、その詳細については口を閉ざしたということだ。
ケイジは2023年のDC映画『ザ・フラッシュ』でも、幻のスーパーマン役としてカメオ登場。しかし、CGで制作されたこのシーンをケイジ本人は事前にきちんと認知されていなかったために嫌悪感を示したり、ティム・バートン監督も苦言を呈したり、さらに登場の秘密が事前にリークされてしまったりと、あまり気持ちの良いものではなくなっていたのだ。
レイノルズやショーン・レヴィ監督は、思いついたカメオ登場候補者にその場でテキストメッセージを送って気軽に打診を行ったというが、ケイジの場合はどうだったのだろう。スーパーマンの件によって、ケイジがカメオでの再演にナイーブになっていなければいいのだが……。
ちなみにニコラス・ケイジの『ゴーストライダー』映画2作は、マーベル・スタジオや旧20世紀フォックスではなく、『スパイダーマン』などと同じコロンビア・ピクチャーズ製作によるものだ。『デッドプール&ウルヴァリン』にはニュー・ライン・シネマ製作映画のキャラクターも登場しているが、権利管轄の違いによってまた別の事情があったのかもしれない。
なおスーパーマンといえば、『デッドプール&ウルヴァリン』は別のスーパーマン役のカメオ出演を実現させている。こちらでは、本人も即答で出演を快諾していたのだそうだ。
▼ 『デッドプール&ウルヴァリン』の記事
PayPayカードきせかえに「マンダロリアン」『デッドプール&ウルヴァリン』などディズニープラスデザインが期間限定登場 かわいい アベンジャーズ新章、始動 ─ 『サンダーボルツ*』から『ドゥームズデイ』へ、マーベル新時代の伏線を大整理 PR徹底特集! ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンが8時間半こっちを見ながら呼吸するだけの公式動画が公開 何を言っているのかわからねーと思うが 『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』チャニング・テイタム、ガンビット再演とは認めず ─ 「あれは僕の椅子、ガンビットの椅子じゃない」 まさかね 『アベンジャーズ』にデッドプール&ウルヴァリンは登場する?監督「観客に挑むような映画になる」 メイビー?
Source:Collider