『デッドプール&ウルヴァリン』監督は『LOGAN』マンゴールド監督に仁義を切っていた

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『デッドプール&ウルヴァリン』では、『LOGAN/ローガン』でウルヴァリン役を卒業したはずのヒュー・ジャックマンが奇跡の再演を果たす。どのような登場になるかは本編を観てのお楽しみだが、ファンの間でも“傑作”との呼び声高い『LOGAN』のレガシーを汚さないことが至上命題となったはずだ。
監督で行われたインタビュー取材の場でショーン・レヴィ監督は、『LOGAN』のジェームズ・マンゴールド監督とかねてより交友があったことを語っている。『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)でアメコミ映画に飛び込んだマンゴールドは、『LOGAN』の後に『フォードvsフェラーリ』(2019)『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)を手掛け、すっかり売れっ子に。レヴィ同様、『スター・ウォーズ』新作映画の監督にも決定している、今ハリウッドが最も注目するフィルムメーカーのひとりだ。

「当然ながら僕も『LOGAN』を鑑賞していて、傑作映画だと思っています」と語るレヴィ監督。劇場で『LOGAN』鑑賞した際、あまりに感激してそのままマンゴールドに電話をかけたのだそうだ。
「“あなたと面識はありませんが、あなたの映画が大好きです。そして今作が最も好きです。よろしければランチでもご一緒しませんか?”と誘ったんです。そして僕たちはランチをしながらじっくり語り合いました。僕の方は、彼のただのファンだったので、完璧な映画『LOGAN』についてあれこれインタビューする感じでした。」

やがて『デッドプール&ウルヴァリン』にウルヴァリンが再登場することになると、製作に入る前にヒュー・ジャックマンと共にマンゴールドと話をしたそうだ。“仁義を切った”というわけだろう。
その時、マンゴールドはフレンドリーだったという。「彼は、僕たちの映画が『LOGAN』に対して何かをするものではないとわかってくれていましたし、『デッドプール&ウルヴァリン』の製作関係者全員がウルヴァリンのファン、特に『LOGAN』のファンであることもわかってくれていました。だから僕たちは『LOGAN』のレガシーを楽しく扱いつつ、同時に多大なリスペクトを払いました」。

『LOGAN』とマンゴールド監督のことを愛してやまないレヴィ。「そのことが、本編のとあるシーンで表現されていますよ」とも予告してくれたので、本編で目にするのを楽しみにしよう。
『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日、世界最速上映。『LOGAN/ローガン』はディズニープラスで視聴できるので、本作の鑑賞前に観直してみては。
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