『デッドプール』第3作、タクシー運転手ドーピンダーとのロードムービー案があった ─ ライアン・レイノルズ「僕は好きでした」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)において、『デッドプール』シリーズをどのように継続するか? 実写映画化における最大のキーパーソンであるライアン・レイノルズは、数えきれないほどのアイデアをマーベル・スタジオ側に提案していたことで知られる。
ディズニーによる20世紀フォックスの買収後、まだ現実的に叶えられないタイミングから、レイノルズはデッドプールとウルヴァリンを共演させるアイデアを大量に考えていたという。すでに語られているとおり、ほかには黒澤明監督『羅生門』(1950)のように、ひとつの事件を複数の視点から描くスタイルのアイデアもあったというのだ。
最も異色のアイデアが、サンダンス映画祭で上映されるような、低予算のインディーズ映画に近いものを作るというアイデアだった。レイノルズいわく、それは“デッドプールとタクシー運転手・ドーピンダーのロードトリップ映画”だったという。
「予算は500~600万ドルで、特殊効果もなし。僕とドーピンダーがおしゃべりしながらロードトリップして、その道中でいろんなものを見たり、集めたりするだけの映画です。イベント・ムービーにするつもりはありませんでした」
実際のところ、レイノルズやショーン・レヴィ監督はMCU版『デッドプール』のアイデアに相当行き詰まっていたようだ。以前レヴィが語ったところによると、「オリジナルかつ、前2作から逸脱しない物語を発見することに苦労していた」そうで、企画の断念をマーベル・スタジオ側に表明することも考えていたという。それを救ったのは、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役を再演する意志を明らかにしたことだった。
こうして紆余曲折を経て実現した『デッドプール&ウルヴァリン』だが、その過程では、ロードトリップ映画のアイデアが出てくることも必然だったようだ。レイノルズは「C地点に向かう途中には、必ずB地点を通過しなければいけない。一番変なアイデアだったけど、僕は好きでした」と語っている。
映画『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日(水)世界最速公開。
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Source: Entertainment Weekly