『デッドプール&ウルヴァリン』ライアン・レイノルズはジョークのカットを求められても数週間譲らなかったが最後は冷静になって受け入れた

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のR指定作品となった『デッドプール&ウルヴァリン』では、あまりにもお下品なためにカットを余儀なくされたジョークがあったことが分かっていたが、その詳しい経緯が判明した。
ショーン・レヴィ監督は以前、「変更を求められたセリフが映画全体で1つだけありました」と明かしていた。最終的にそのセリフは、同じくらいお下品な「ピノキオがデッドプールのケツに顔を突っ込んで狂ったように嘘をつき始める」というジョークに置き換えられたという。
米Colliderでは、ジョークの発案者であるライアンが変更を求められた時の詳細を明かしており、ディズニー幹部から言われたことを紹介している。いわく、「私も一度始めたことは最後まで貫きたい。もし(ジョークを)カットしてくれたら、嬉しいな。もししなくても君やこの映画、そこに注ぎ込まれた多くの努力のことを愛し、サポートするよ」と強制しない形での提案だったという。
「その時点で、こう思うわけです」とライアン。この時、ライアンの頭の中を駆け巡ったのは、“僕はまだプライドを手放したくないのか。そんなこと気にするだろうか。ジョーク一つ譲れないのか”という葛藤の思いだった。「その答えはもちろん、譲れない」と一度は考えたというが、「数週間後には冷静になった」そうだ。
ここで、インタビューに同席していたレヴィ監督が「それから何週間も経ちましたよ」と証言。「僕の相棒のライアンは頑固な野郎なんでね。柔らかくなるまで何週間もかかりましたよ」と語っており、ライアンも随分と悩んだようだ。
ジョークといえど、ライアンだってガチだ。別のインタビューでは「大抵の人たちは僕が現場にただ現れて一日中アドリブをかますだけだと思っていますが、違うんです。全て書いているんです。10パターンの違うジョークを書いているんですよ」と陰の努力を明かしていた。
置き換えられたピノキオのジョークについて、「前のものと同じくらい良いだけでなく、もしかしたらより賢いジョークかもしれません」とレヴィ監督。ライアンも気に入っているようで、安心して眠りにつくことができているという。
『デッドプール&ウルヴァリン』は大ヒット公開中。
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Source:Collider