『デッドプール&ウルヴァリン』プロフェッサーXのカメオ登場、「話し合いすらしていない」と監督 ─ パトリック・スチュワートのアノ発言は何だったのか

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『デッドプール&ウルヴァリン』の公開前、パトリック・スチュワート演じるプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアがカメオ出演するとの噂が囁かれていた。スチュワート本人も自身の復帰をうっかり示唆するような発言を繰り出していたが、いざ蓋を開けてみるとプロフェッサーXは登場しなかった。
果たして、プロフェッサーXは『デッドプール&ウルヴァリン』に登場する予定はあったのだろうか。米ポッドキャスト番組Happy Sad Confusedではショーン・レヴィ監督が登場し、噂の真相を明かしている。
番組のホストから「パトリック・スチュワート(の復帰)は真剣に検討されていたのでしょうか?」と聞かれたレヴィ監督は、「話し合いにすら出てきませんでした」とキッパリ。もっとも、プロフェッサーXは本作のヴィランであるカサンドラ・ノヴァの双子の妹という設定だったことから、演じたエマ・コリンは「研究に研究を重ねた」という。

公開前、スチュワートは同番組のインタビューで、『デッドプール&ウルヴァリン』でのプロフェッサーX登場の可能性を訊かれると、「(話題に)持ち上がりましたよ。そういうプロセスがあるんです」と答え、あたかも企画に関与しているような伝え方をしていた。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)でもカメオ出演していただけあり、期待の持てる発言ではあったが、一体あれはなんだったのだろうか……。
ちなみにレヴィ監督によれば、カメオ出演を打診したが実現しなかった『X-MEN』関連キャストもいたのだとか。『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)でジャガーノート役を演じたヴィニー・ジョーンズだ。ジョーンズは2024年3月、打診があったことを認めた上で、出演を辞退したことを明かしていた。『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の撮影時に着用したスーツの着心地が悪く、「精神的にも身体的にも大変だった」経験があったため、再び着用するのは難しいと考えたという。
『デッドプール&ウルヴァリン』は大ヒット公開中。
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Source:Happy Sad Confused, Entertainment Weekly