マーゴット・ロビーの銀行強盗シーン、『ドリームランド』緊迫の本編映像

犯罪行為も楽しそうにやってのけたポップでクレイジーなハーレイ・クイン役とは全く違い、『ドリームランド』のマーゴットはなり振り構わない。2021年4月9日公開の『ドリームランド』より、マーゴット・ロビー演じるアリソンが銀行を襲撃するシーンが届けられた。名作『俺たちに明日はない』(1967)を彷彿とさせるようだ。
未知なる大人の世界や刺激的な冒険に憧れながらも、退屈な日常に囚われている17歳の少年と、彼の心を奪った美しき指名手配犯。まったく住む世界の異なる男女が偶発的に出遭い、次第に気持ちを通わせてゆく。ここではないどこかにあるはずの“夢見る場所”を信じた共犯者として……。
本編映像では、暗闇の保安官事務所で銀行強盗の捜査資料を探す緊張感溢れるユージンの姿がとらえられている。アリソンと恋人のペリーは銀行を襲撃すると、すぐに警察との攻防戦となった。混乱の中、不安げな表情を見せ車に乗り込んだアリソンだが、そこには少女が撃たれ横たわっていた。残された写真からアリソンの仕業が次々に浮かび上がっていく。

マーゴット・ロビーはアリソンという役について「最初は理解するのが難しい役柄だった」と言う。「でも、演じるのは面白かった。あの時代のあの場所における自暴自棄な感情に惹かれたんです。ダストボウル(劇中に登場する砂嵐)などのせいで財産を失い、ただ生き延びようとしていた人々を身近に感じたんです。人々を極限まで追いつめてしまうような場所だと思いました。私は人々がそのような絶望的な場所にいるとき、どのようなことをするかに興味があったし、アリソンのその側面を掘り下げることにしたんです。」
マーゴット扮する銀行強盗犯に恋情を抱く少年役にはNetflix「ピーキー・ブラインダーズ」、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』出演の若手注目株のフィン・コール。圧倒的な迫力でビジュアライズされた砂嵐吹き荒れる地を舞台に、出口を求めたふたりが織りなす、儚くも鮮烈なラブストーリーがここに誕生した。イノセンスと罪悪感の狭間で揺らめく彼らの運命が、儚くもスリリングに描かれる。
『ドリームランド』は2021年4月9日(金)新宿武蔵野館ほか全国公開。