アダム・ドライバー、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』時にマーク・ハミルの食事のお誘いを断っていた件の真相を明かす

『スター・ウォーズ』続3部作のカイロ・レン役アダム・ドライバーが、ルーク・スカイウォーカー役マーク・ハミルからの食事のお誘いを断っていたとのエピソードがある。2017年、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』時のことだ。ドライバーは新たに、当時断った理由は「スケジュールの都合だった」と訂正している。
『最後のジェダイ』公開当時、ハミルは米Vanity Fairのインタビューで、劇中で“甥”にあたるドライバーに食事を誘っていたが、断られていたことを明かしていた。ドライバーを「とても気分家で、激しい人」と表すハミルは、ある時彼にこう声をかけたのだという。「君の仕事の取り組み方や、技術についてはわからないけれど、ある時点で言えば君は僕の甥っ子だ。僕は君を膝の上にも乗せただろうし、子守もしただろう。そんなこともあったんだ。今ではお互いスカイウォーカー家から疎遠になってしまったけど、どうかな、できればランチでも一緒に。一緒に出かけてもいいはずだよ」と。
この時、2人の食事は実現しなかった。カイロ・レンという内向的な役を演じるドライバーは、次のようにコメントしていた。「スター・ウォーズに限らず、すべてのキャラクターにおいてそうなのですが、僕はできる限り個人的なところを作らないといけないんです」「カイロ・レンについて僕が考える痛みというのに強く共感しているので、できれば自分だけのものにしたいんです」。このことから、ドライバーは共演者との交流を望んでおらず、1人の時間を大切にしていたのではないか、と見られていたのだ。
それから6年が経つと、ドライバーは出演したインタビュー番組で当時の事情を説明。どうやら、“すべてが間違っている”ようだった。
「あれはスケジュールの事情でした。彼とお会いした時、彼はどこかでキャラクターについて一緒にお話ししたがっていました。僕もそうしたかった。でも、2人のスケジュールが合わなかった。スケジュールの都合です。僕がキャラクターに徹したかったから、というわけではないんです。」
「マークのことは大好きですよ」とドライバーは話を続ける。「あのマークとキャラクターについて夕食を共にしながら話せるっていうのに、そんな機会を断る人がいます?あり得ないですよ」。
ドライバーは『スター・ウォーズ』後も様々な映画に精力的に出演。『最後のジェダイ』直後には『ブラック・クランズマン』(2018)や『マリッジ・ストーリー』(2019)で注目を浴び、役者としての格を上げ続けている。現在はマイケル・マン監督作『フェラーリ』の米公開(2023年12月25日)も控えているところで、彼のスケジュールはすっかり黒いのだろう。
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Source:Vanity Fair, The Rich Eisen Show