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【ネタバレ】『ドクター・ストレンジ/MoM』クライマックスの◯◯バトル、サム・ライミのアイデアだった ─「クレイジーなコンセプト」

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
(c) Marvel Studios 2022

この記事には、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のネタバレが含まれています。

音符バトルはサム・ライミのアイデア

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
©Marvel Studios 2022

マーベル史上最も予測不能で壮大な戦いを描いた超大作、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。ストーリーの終盤、元天才外科医にして最強の魔術師であるドクター・ストレンジは、ダークサイドのシニスター・ストレンジが持つ禁断の魔術書、“ダークホールド”を奪うためもうひとりの自分と対決することに。ドクター・ストレンジは空中に舞った楽譜から音符を具現化し、それを飛び道具として、シニスターに容赦なく放った。シニスターもまた、魔術で作り出した音符で反撃。ドクター・ストレンジは苦戦を強いられるも、そばにあったハープを鳴らして放出された音符で、なんとかシニスターを倒すことに成功する。

このバトルシーンに度肝を抜かれた方も多いに違いない。これは本作の音楽を担当したダニー・エルフマンのアイデアではなく、サム・ライミ監督によるものだったという。

Comicbook.comのインタビューにてエルフマンは、「私からのものだと思われるかもしれませんが、実際は違います。正確にはわかりませんが、サムか誰かから出てきたものなんです」と、少なくとも自身が提案したものではないことを告白。「起原を説明することはできませんけど、電話をしてきたのはサムでした。“また撮影に戻る。このシークエンスはミュージカルバトルになるんだ”と言われたんです」と続けている。どうやらこの音符バトルシーンは、再撮影により誕生したようだ。

“ミュージカルバトル”についてライミから説明されたところ、エルフマンは「“正直なところ、君が何を言っているのかさっぱりわかりません”」と答えたのだという。たしかに言葉だけでは理解できなさそうだが、のちにそのシーンのラフカットを観て、「“なるほど、こういうことか”」とした納得とのこと。「どう演奏したらいいのかわからなかったので、色々と試したんです。だから、あのシーンは少なくとも、3つのパージョンを書いたと思います」「クレイジーなコンセプトで、どうすればうまくいくのか、いろいろと試行錯誤しました」と、まさしくマッドネスなミュージカルバトルシーンと、その音楽の制作裏についてを説明している。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は公開中。

Source:Comicbook.com

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。