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『DUNE/デューン』ティモシー・シャラメ、出演の決め手は? ─ 吟味する5つの重要ポイント【会見レポ1】

DUNE/デューン 砂の惑星
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

『メッセージ』(2016)『ブレードランナー 2049』(2017)などで知られるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が新たに手がけるスペクタクルSF映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が、2021年10月15日(金)に公開される。これに先がけ、日本の媒体のみが参加を許された、ヴィルヌーヴ監督と主演のティモシー・シャラメによる記者会見が開催された。

『DUNE/デューン』は、『メッセージ』『ブレードランナー 2049』のほか『プリズナーズ』(2013)『ボーダーライン』(2015)など、ミステリー/スリラーも手がけるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が満を持して映像化したSF超大作。フランク・ハーバートによる同名小説に基づき、名家の後継者として砂の惑星デューンを治めていくことになる少年ポール・アトレイデスの成長譚が描かれる。

THE RIVERでは、この会見の模様をテーマ/トピックごとに整理し、計5回の連載でお届けしていく。製作における舞台裏やプライベートな話も含め、2人はバラエティに富んだ内容を語ってくれた。

第1回は、主演を務めるティモシーの『DUNE/デューン』出演の決め手について。本作に限らず、これまで数々の注目作で活躍してきたティモシーには、出演作を決める上でのある基準があった。

出演のための5つの重要ポイントは?

ルカ・グァダニーノ監督の『君の名前で僕を呼んで』(2017)で一躍名を知られるようになって以降、インディペンデント映画から大作まで幅広く出演してきたティモシーは、『DUNE/デューン』で初めて大作映画の主演を務めることになる。

そんなティモシーには、作品選びの確固たるルールがあるのだそう。会見の場で次のように語っている。

素晴らしい監督、素晴らしい脚本、素晴らしい役柄、素晴らしい俳優たちとの共演、そして素晴らしい原作です。実際、これまでのキャリアではこうしたものに甘えてきたところもあります。フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督の『ビューティフル・ボーイ』、ルカ・グァダニーノ監督の『君の名前で僕を呼んで』、グレタ・ガーウィグ監督の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』……どの作品にも原作がありました。そしてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『DUNE/デューン』でも原作がある。こうしたことが俳優にとっての贅沢ですね。」

『DUNE/デューン』に出演するにあたり、ティモシーはこれらの条件を吟味してオファーを受けたということだが、本人いわく無条件で出演を受諾する“特例”もあるのだとか。ティモシーは「やっぱり一番重要なのは、監督です」と続ける。

「もし(『インターステラー』の)クリストファー・ノーラン監督とまたご一緒できる機会があるなら、すぐにでもやります。主役の座を掴んでいなくても、もしそれが素晴らしい監督の作品ならやるべきだと思っていて、これは自分の美学のようなものです。」

ティモシーは『レディ・バード』(2017)を手がけたグレタ・ガーウィグ監督と『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)で2度目のタッグを組んでおり、『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督とは、新作『Bones & All(原題)』で再び仕事を共にする。言及されているノーラン監督も含め、ティモシーにとっては“特例”に該当する監督たちが何人か存在するようだ。

また、役柄も重要だと語ったティモシーは「自分に近い年齢であるかどうかに関係なく、最近はキャリアの始まりにいるような役柄を演じたいという欲が強まりつつあります」とも話している。まさに『DUNE/デューン』で演じる主人公ポール・アトレイデスも、一国を治める長になるべく故郷カラダンから砂の惑星アラキスに一歩踏み出していくことになる役どころだ。ここからも固い信念に基づいた作品選びがうかがえる。

ちなみに、ティモシーはポール・アトレイデス役をオーディションではなく、ヴィルヌーヴ監督から直接オファーされた。ヴィルヌーヴ監督にとっては、『DUNE/デューン』を映像化するにあたり、ティモシーの参加は絶対条件だったのである。会見の場で監督は、ティモシーを「素晴らしいアーティストであり、人間としてもひとりの素晴らしい方なんです」と褒めちぎりながら、オファーを快諾した彼に感謝を伝えていた。

「彼と一緒に仕事ができたことは私にとっても大きな特権で、オファーを受けてくれたことをとても有り難く思っています。私にとってのポール・アトレイデスはティモシーで、他に候補者がいなかったんです。ティモシーに断られていたら、どうなるか分からなかったですよ(笑)。」

第2回では、ティモシー・シャラメが語る【日本アニメからの影響】をご紹介する。

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』は、2021年10月15日(金)全国公開。

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。

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