『ブレードランナー 2049』ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、新作映画『デューン』は2部作に ― 製作は1本ずつ実施

映画『メッセージ』(2016)や『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、新作映画『デューン(邦題未定、原題:Dune)』が2部作になることを明かした。監督の母国であるカナダのフランス語新聞La Presse紙が報じている。

現在、ヴィルヌーブ監督はSF作家フランク・ハーバートによる1965年の傑作小説『デューン/砂の惑星』の映画化に取り組んでいる最中。2018年1月にはシリーズ化を示唆し、複数の作品に関わる可能性を明かしていたが、その方向性がいよいよ固まったということだろう。

La Presseによれば、『デューン』は2部作で製作され、脚本の第一稿が完成したとのこと。まもなくプリプロダクション(製作準備)に入るとみられている。ヴィルヌーブ監督は企画の現状についてこのように語った。

「エリック・ロスが第一稿を書いてくれて、そのあと僕の方でも作業を行いました。これほど楽しい創作は『灼熱の魂』(2010)以来ですね。2作品を同時に作りたいと思っていましたが、それでは製作費がかかりすぎてしまう。まずは1本を作ることになります。」

監督の前作『ブレードランナー 2049』は、批評家や映画ファンから高く評価されながらも興行面ではふるわなかった。おそらく『デューン』の映画化にも相当の巨額が投じられることになるだろう、スタジオ側が慎重になっている可能性もありそうだ。しかし2部作として検討されている以上、1本だけで終わってしまう事態はなんとしても避けてほしい。
とはいえヴィルヌーブ監督も“同じことを繰り返すまい”という思いを抱いているのだろう、英Telegraph誌では「『ブレードランナー 2049』のような映画を2度作るのは僕にとっても良いことではないでしょうね。怪物を作ってしまった、と思いましたよ」と語っている……。

 

なお『デューン』の脚本を手がけているエリック・ロスは、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)や『ミュンヘン』(2005)、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(2011)などを執筆してきた実力派。ヴィルヌーブ監督とのタッグは映画ファンにとって見逃せないものになりそうだ。

Sources: La Presse, The Playlist, Telegraph
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

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