『デューン 砂の惑星 PART2』オースティン・バトラーがどうしても頭を剃れなかった理由

『デューン 砂の惑星 PART2』で新たに登場するフェイド=ラウサを演じたのは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)や『エルヴィス』(2022)のオースティン・バトラー。スキンヘッド頭に全剃りの眉毛、お歯黒という強烈な姿は、一瞥しただけではオースティンと気が付かない方も多いはずだ。
『エルヴィス』では晩年のエルヴィス・プレスリーを演じるためにハーゲンダッツを溶かして飲むことで増量を行ったというほど徹底的な役作りで知られるオースティン、本作のために頭も眉毛も剃ったのだろうか。オースティンは英BBCのトーク番組出演時、フェイド=ラウサ再現までの経緯を語っている。
オースティンによれば、フェイドのスキンヘッド頭はウィッグだという。番組のホストから「頭は剃ったんですか?」と聞かれると、「いえ、剃っていませんよ」と答え、その理由を明かした。
「次にトム・ハーディとの『The Bikeriders』という映画を控えていたので、監督のジェフ・ニコルズから“どうか剃らないでくれ。でないと、髪をまた生やしたりとかややこしいことになるから”と言われたんです。素晴らしいヘアメイクアップのチームが再現してくれました。」
全剃りの眉毛も、メイクによって再現されたものだという。「すごく緻密な作業で、1ミリでも下にずれたら目を開けられませんでした」とオースティン。メイクにかかった時間を聞かれると「3時間です」と答え、その場を驚かせた。
ちなみにオースティンが出演する『The Bikeriders』は、1965年の米シカゴを舞台に、はみ出し者だったバイカーたちのモーターサイクルクラブ「Vandals(ヴァンダルス)」が邪悪なギャング集団へと変貌していく様を描いたクライム映画。同作でのオースティンは、これといって奇抜ではないいつも通りの髪型で登場している。
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Source:BBC,Focus Features