『DUNE/デューン』続編はアクション増量、ヴィルヌーヴ監督が予告「会話は控え目で」

『メッセージ』(2016)『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新作『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編がもし作られたら、より多くのアクションが期待できそうだ。
『DUNE/デューン』は、砂の惑星アラキスの統治を任されたアトレイデス家が直面する試練と、同家の跡継ぎである主人公ポールの成長を描いたSFアドベンチャー。物語は、壮大な宇宙戦争へと向かっていく。
米Fandangoではヴィルヌーヴ監督が、世界中から製作が望まれている『DUNE/デューン』の続編について口を開いた。物語のプロローグ的役割を果たした第1作の続きとなる続編のアイデアについて、以下のように語っている。
「私は(1作目で)基礎を築きました。あの世界の土台を。それももう終わったので、その世界がどのようなものかを説明しなくて済みます。これからは映画を楽しむだけ(笑)。もしパート2が実現するなら、シネマティック・パーティみたいになるでしょうね。ごめんなさい、これは正しい言葉ではないです。私にとっては、シネマティック・ブラスト(強風)になります。」
#Dune Part One is in theaters now.
Denis Villeneuve says that Part Two will be a “cinematic party.”
To get invited to that party, you gotta see Part One: https://t.co/ydf75emlqa pic.twitter.com/67OHEN6wRm— Fandango (@Fandango) October 22, 2021
映像では、ジョークを交えながら笑顔で話すヴィルヌーヴ監督。2021年10月22日(現地時間)には本国アメリカや中国といったメイン市場での公開を迎え、比較的リラックスしたような印象だ。そんなヴィルヌーヴ監督、続編では「会話は少し控えて、もっと映画的アクションのようなものを創り上げたいと思っています」と予告した。
ヴィルヌーヴ監督は『DUNE/デューン』を映像化するにあたり、原作者フランク・ハーバートの小説に忠実なストーリーテリングを意識した。監督の言葉にもあったが、1作目で描かれたのは物語の序章に過ぎない。血を血で洗う争いが幕を開けるのは、これからなのだ。
ポール役のティモシー・シャラメは、『DUNE/デューン』で挑んだアクションについて「ここまでのことをしたのは初めてです」と語っていた。撮影開始の4ヶ月前から訓練を始めていたというティモシーだが、パート2では更に多くの準備が求められそうだ。
アメリカ・中国を含めた『DUNE/デューン』の世界累計興行収入は、2億2,070万ドル(本記事掲載時点)。製作費の1億6,500万ドルを上回りはしたが、米ワーナー・ブラザースからは続編のゴーサインは出ていない。
Source: Deadline