『デューン 砂の惑星 PART2』事前予想超える好成績で2024年最大ヒットスタート ─ 前作超えの評価で堂々の帰還

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるSF超大作『デューン 砂の惑星 PART2』が好発進だ。2024年3月1日の米公開を皮切りに全世界71の国と地域で封切られ、今年最大のオープニング成績を叩き出した。
米Varietyによると、初週末での全世界累計興収は1億7,850万ドル。北米では事前の予想値を上回る8,150万ドルを記録した。IMAXをはじめとするプレミアムラージフォーマットでの人気が高く、北米興収の48%を占めているという。
世界各国でも今年最大のオープニング記録となり、イギリス(1,180万ドル)、フランス(960万ドル)、ドイツ(910万ドル)、韓国(690万ドル)、オーストラリア(600万ドル)の順で好成績を収めた。今後は日本のほか、中国での上映も控えているところ。
レビューサイトRotten Tomatoesでは現時点で観客スコア95%を記録。批評家スコアも94%と高水準をキープしている。出口調査に基づくCinemaScoreではA評価を獲得し、前作『DUNE/デューン 砂の惑星』のA-を上回った。
映画マーケティングコンサルタントのデイビット・A・グロス氏は、このたびの記録について「これはSF映画(の続編)にしては傑出したオープニングです」とコメント。「観客は、人間たちや脆弱なキャラクターたちに共感しているのだと思います」と分析した。
『デューン 砂の惑星 PART2』は、選ばれし少年・ポール・アトレイデスによる成長譚を描くSF超大作。続編となる本作では、物語がクライマックスを迎え、宿敵・ハルコンネン家との最終決戦が描かれる。
『デューン 砂の惑星 PART2』は2024年3月15日(金)日本公開。
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