『デューン 砂の惑星 PART2』サンドワームを自主制作、映画館で乗りこなすファンの姿がバズる

『デューン 砂の惑星 PART2』に登場するサンドワームは全長数百メートルにも及ぶミミズのような巨大生物。劇中ではティモシー・シャラメ演じるポール・アトレイデスによる圧巻のサンドワームライドが見どころの一つとなっている。
そんな中アメリカでは、サンドワームを軽快に乗りこなす猛者が出現したとして話題となっている。Tiktokを中心にSNSで拡散された動画には、スティルスーツ(保水スーツ)に身を包んだ男性が、確かにサンドワームに乗ってスイスイ前を進む姿が映し出されている。
@redprintsrising Thanks for letting me harness the desert @AMC Theatres #dune #duneparttwo #ridetheworm ♬ original sound – History of Cinema
クオリティの高いサンドワームを作り上げたのは、オクラホマ州タルサ在住のジェシー・マイヤー。『デューン』の大ファンであるマイヤーは、動画の中で着用しているスティルスーツを以前自主制作し、地元のコスプレコンテストで優勝したことがあるそう。『デューン 砂の惑星 PART2』の公開を控えていたある金曜日の夜に「ワームに乗れたらクソ楽しそう」という考えが浮かんだといい、週末を使ってサンドワームを作り上げたという。
マイヤーが米Entertainment Weeklyに語ったところによれば、必要な材料は全て地元の手芸用品店で揃えたそう。造りは意外にもシンプルで、折りたたみ可能なトンネル型のチューブと長い布を電動スケートボードに取り付けるのみ。操縦用のフックには、マッサージスティックを代用したそうだ。「すごく滑りやすいので、バランスを保つのにスティックは実際にとても役に立ちました」とマイヤーは話している。

動画は屋外だけでなく、映画館の中でも撮影されているが、マイヤーは映画館のマネージャーに撮影許可を取ってから撮影を行ったという。当初の計画では、2度目の『デューン 砂の惑星 PART2』鑑賞の日にシアター内をサンドワームで駆け巡ろうとしていたが、ワーム本体がホイールに引っかかるという思わぬトラブルに見舞われたため、翌日に延期。その日は映画だけ観て帰ることになったそうだ。
周りの反応について、マイヤーは「サンドワームに乗ってクネクネ進んでいたら、窓を開けて手を振ってくれたり写真を撮ってくれたりする人がいて、みんな驚いていましたね」と振り返る。一方、シアター内でサンドワームライドを披露した時は野外ほどの盛り上がりは得られなかったという。「日曜の昼の回だったので、『デューン』以外を目当てに来ている人がいるとは思いませんでした。ワームが何のことか分からなかったのでしょう」。
ネット上の盛り上がりには、マイヤーもご満悦の様子。「おバカなことで他の人を喜ばせられるなんて、本望です」と話している。本編も絶賛しており、「ゼンデイヤがいつも通り最高でした。彼女とティモシー・シャラメ2人の登場時間が増えて嬉しいです。1作目ではカップルとしての2人は見られませんでしたから」と興奮を語った。
映画『デューン 砂の惑星 PART2』は2024年3月15日(金)公開。
▼ 『デューン 砂の惑星 PART2』の記事
2025年アカデミー賞ノミネート一覧(第97回) ─ 『エミリア・ペレス』最多、『ブルータリスト』『ウィキッド ふたりの魔女』が続く まとめました ドゥニ・ヴィルヌーヴ、『デューン3』続投したい自分に驚いた ─ 「2作目でようやく終わりだと思ったが、まだ戻りたい」 少し別作品を挟む模様 ゼンデイヤ、『デューン』撮影中に熱射病 ─ 「漏らしたらどうしようと、水分を摂らなかったから」 スーツのトイレ問題 オバマ元大統領、今年ベスト10映画発表 ─ 『デューン 砂の惑星PART2』『愛を耕すひと』『名もなき者』など 10本中8本は日本で観られます 2024年最もGoogle検索された映画は『インサイド・ヘッド2』、ランキングが発表 もう今年も振り返りの時期
Source:Entertainment Weekly