『ダンケルク』全世界興行収入で5億ドルの大台突破!日本でも大ヒット、米ワーナーがノーラン監督を絶賛
クリストファー・ノーラン監督による最新作『ダンケルク』の全世界興行収入が5億ドルを突破したことがわかった。2017年9月14日、米ワーナー・ブラザース社が発表した。米バラエティ誌、Deadlineが報じている。
7月21日に米国で公開された本作は、アメリカ国内で1億8,370万ドル、海外では3億1,000万ドルの興行成績を記録していた。アメリカ以外で本作が大ヒットしたのは、イギリス(7,260万ドル)、中国(4,700万ドル)、韓国(2,100万ドル)、フランス(1,900万ドル)など。世界各国での集客の高さが、『ダンケルク』を大台突破へと導いたとみられる。ここ日本でも、9月9日に劇場公開されるや週末2日間で3億2,400万円の収入を記録、初登場首位に輝いていた。

『ダンケルク』は、『ダークナイト』3部作や『インセプション』(2010)、『インターステラー』(2014)で知られるノーラン監督にとって初めての戦争映画だ。“現代もっとも重要な映画監督のひとり”とも評される人物の最新作とあって、本作の製作費には1億ドルとも1億5,000万ドルともいわれる金額が費やされた。
これは戦争映画としては異例の高予算で、かの『プライベート・ライアン』(1998)が7,000万ドル、『アメリカン・スナイパー』(2014)が5,880万ドル、最近話題を呼んだ『ハクソー・リッジ』(2016)が4,000万ドルで製作されたことと比較すればその差は一目瞭然だろう。予算規模としては『パール・ハーバー』(2001)の1億4,000万ドルと肩を並べるほどなのである。
それでも本作は、その投資にふさわしいだけの成果を上げつつある。ワーナー・ブラザース社にて国際広報・配給を担当するスー・クロール氏は、今回の発表に際して以下のコメントを発表した。
「クリストファー・ノーランは、なぜ自身が現代最高の映画監督だと評価されるのかを証明しました。『ダンケルク』はまさしく力作なのです―痛ましくもエモーショナルで圧倒的な映画体験は、巨大スタジオによる映画製作の限界を超えてみせました。クリスのレンズを通すことで、『ダンケルク』は歴史的に重要な瞬間を捉える以上の作品に、戦争のヒロイズムと悲惨さ、その両方を思い出させる映画となったのです。」
映画『ダンケルク』は2017年9月9日より全国の映画館にて公開中。
Sources:?http://variety.com/2017/film/news/dunkirk-christopher-nolan-box-office-1202559503/
http://deadline.com/2017/09/dunkirk-wwwii-movie-global-box-office-500-million-christopher-nolan-warner-bros-1202167300/
https://mantan-web.jp/article/20170912dog00m200006000c.html
http://www.boxofficemojo.com/
http://www.imdb.com/
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