『ベイビー・ドライバー』エドガー・ライト監督、ミステリ小説『ザ・チェーン 連鎖誘拐』映画化 ─ 娘の解放条件は、他人の子供を誘拐すること

『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)『ベイビー・ドライバー』(2017)などで知られるエドガー・ライト監督が、再び新作映画の企画を発表した。作家エイドリアン・マッキンティによるベストセラー小説『ザ・チェーン 連鎖誘拐』(早川書房)の映画化を手掛けることが、米Deadlineにて報じられている。
主人公は、11歳の娘を何者かに誘拐されたシングルマザーのレイチェル。娘の解放条件として、犯人に無関係の子供を代わりに誘拐するよう命令される。自分の誘拐した子供の親が、更に無関係の子供を誘拐すれば娘は無事に帰って来るのだ。さもなければ、娘は殺害されてしまう。苦渋の選択を強いられるも、レイチェルは娘を救うため、“被害者から加害者”へ変わることを決意。そして、止まらない“連鎖誘拐”に巻き込まれていくことに……。

以前、米パラマウント・ピクチャーズが原作の権利を獲得するため契約交渉中と伝えられていたが、このたび米ユニバーサル・ピクチャーズが7桁ドルで契約を締結したと報じられた。脚本を務めるのは、『キングスマン』『X-MEN』シリーズのジェーン・ゴールドマン。プロデューサーにはエドガー・ライト監督の他、『ファーゴ』(1996)『レ・ミゼラブル』(2012)のエリック・フェルナー&ティム・ビーヴァン、『野蛮なやつら/SAVAGES』(2012)の脚本家シェーン・サレルノなどが参加している。
なお、ライト監督の次回作は自身初のサイコホラー映画『Last Night in Soho(原題)』で、米国公開を2021年4月23日に控えている。その他、『ベイビー・ドライバー』の続編や異色のSF小説『Set My Heart To Five(原題)』の映画化も準備中だ。
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