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ミシェル・ヨーがマルチバースでカンフーアクション炸裂 ─『スイス・アーミー・マン』監督&A24最新作の米予告編が公開

Everything Everywhere All At Once
A24

ミシェル・ヨー主演、『スイス・アーミー・マン』(2016)のダニエル・クワンダニエル・シャイナート監督&A24最新作『Everything Everywhere All At Once(原題)』より米国版予告編が公開された。本作もまた、“ダニエルズ”ならではの独創的な内容に仕上がっていそうだ。

2022年3月11日〜3月20日にかけて開催される、SXWS(サウス・バイ・サウスウエスト)のオープニング作品を飾る本作。SFアクション・アドベンチャーとなる本作は、ミシェル・ヨー演じる税金の支払いに困り果てた中国系米国人の女性、エヴリン・ワン夫人を主人公にした物語だ。

公開された予告編は、不穏な音楽が静かに響き渡る中、ジェイミー・リー・カーティス演じる監査役が、エヴリンと対面し彼女の経済状況を心配する場面から始まる。「あなたには大量の領収書が見えているだけかもしれませんが、私にはある物語が見えるのです。この物語がどこに向かっているのか、私にはわかります。良い話には見えません」と意味深な言葉を監査役から告げられた途端、エヴリンは背後から何者かにどこかへと連れて行かれてしまう。

どうやら、マルチバースの扉が開かれたようだ。「僕は君の夫ではありません。異なる次元から来た別のバージョンです。ここに来たのは、あなたの助けが必要だからです」と別次元の夫に言われるも、エヴリンは「今日は忙しいので、あなたを助ける暇はありません」と軽くあしらう。そんなジョークシーンを挟みながら、エヴリンは、何千にも及ぶ自分が次元を超えて存在することをはじめ、それぞれの記憶、感情、スキルにアクセスできることを知る。そしてマルチバースに迫る悪を退治できるのは自分だけであることまで告げられるのだった。

そこからエヴリンが決死の戦いに挑む姿が次々と捉えられていく。何千にも及ぶ自分を吸収しながら、悪と戦うことになるのだろう。ちなみに、THE RIVERのインタビューにてダニエル・シャイナートは、「『マトリックス』みたいな感じでもありますけど。今までの作品のようにダーク・コメディですが、今回はカンフーアクションもありますよ」と話していた。予測不可能な展開に期待が高まるばかりだ。

キャストにはミシェル・ヨー&ジェイミー・リー・カーティスのほか、『グーニーズ』(1985)ジョナサン・キー・クァン、『オン・ザ・ロック』(2020)ジェニー・スレイト、『クレイジー・リッチ!』(2018)ハリー・シャム・ジュニアらが名を連ねている。SXWSでの初上映後、2022年3月25日に劇場にて米国公開される予定だ。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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