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『ニューヨーク1997』リブート版、監督が離脱していた ─ 「権利問題が厄介で、作品にはタイムリミットがある」

ニューヨーク1997
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ホラー映画『スクリーム』の続編や『レディ・オア・ノット』(2019)を手がけるRadio Silenceのマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットが、『ニューヨーク1997』(1981)のリブート企画の監督から退いていたことがわかった。ComicBook.comに明かしている。

オリジナル版の『ニューヨーク1997』は、ジョン・カーペンター監督、カート・ラッセル主演によるSFスリラー。巨大な監獄に改造され、300万人の囚人が放たれていたニューヨークのマンハッタン島を舞台に、特殊部隊出身のスネーク・プリスキン(ラッセル)が大統領の救出作戦に臨む戦いを描く。

リブート企画の情報は2022年に報道されたが、その後大きな進捗はないままだった。このたびインタビューで「まだ企画開発中ですか?」と聞かれたジレットは、次のように語った。

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「残念ながら、開発していません。あのような作品は、しばらくの間あちこち行き来するでしょうし、何度か企画を始動させようとしたこともあると思います。結局のところ、権利問題が厄介なんだと思います。あの作品にはタイムリミットがあり、私たちはそれを守れる立場にありませんでした。」

2人は監督を退き、企画自体も保留状態のようだが、ジレットは今後どうなるかは「分からない(who knows?)」ともコメント。「今にして思えば、『スクリーム』の後、ジョン・カーペンターのフランチャイズに足を踏み入れるなんてクレイジーですね。まだ分かりません。今も関心はあるし、僕らも何度か話をしました。ただ、正式な立場では関わっていません」と述べ、少しの希望を残した。

なお『ニューヨーク1997』リブート版からは離脱した2人だが、次回作としてアンディ・サムバーグ主演のコメディ映画で監督を務めることが決定済み。また、2024年4月に米公開された最新ホラー映画『アビゲイル(原題)』は全米2位デビューを果たし、批評家からも高い評価を獲得している。

Source:ComicBook.com,Deadline

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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