Menu
(0)

Search

『アベンジャーズ/エンドゲーム』世界興行収入、歴代第5位へ躍進 ─ 『ジュラシック・ワールド』超え、週末にも超大台突破の構え

アベンジャーズ/エンドゲーム
©Walt Disney Studios / Supplied by LMK / 写真:ゼータ イメージ

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が、世界興行収入ランキングの歴代第5位に入ったことがわかった。本作は2019年4月30日(火曜日、米国時間)時点で、世界最速公開からわずか7日間で歴代第8位を記録したばかり。ほとんど日ごとに新記録を更新する異例のペースで推移している。

Box Office Mojoによると、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年5月2日(木曜日、米国時間)時点で米国興収4億7,389万4,638ドル、海外興収13億1,190万ドルを記録。累計興収は17億8,579万4,638ドルとなり、『ジュラシック・ワールド』(2015)の16億7,171万3,208ドルを抜き去った。ちなみにマーベル・シネマティック・ユニバース作品としては、『アベンジャーズ』(2012)の15億1,881万2,988ドルという記録をも超えている。

そもそも驚愕すべきは、本作がこの記録を打ち立てた時点で、まだ劇場公開から2度目の週末を迎えてすらいないということである。『ジュラシック・ワールド』が23週かけて達成した16億ドルという数字を、わずか9日で乗り越えてしまったのだ。現在、世界興収の歴代記録において『エンドゲーム』の前に立ちはだかるのは、前作『インフィニティ・ウォー』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)、『タイタニック』(1997)、『アバター』(2009)という強豪のみである。

米国にて、本作は2度目の週末となる2019年5月5日(日曜日)にも世界興収20億ドルを突破する、あるいは20億ドルに限りなく近づくとの予測がなされている状況。『インフィニティ・ウォー』の20億4,835万ドル、『フォースの覚醒』の20億6,822万ドル、そして『タイタニック』の21億8,746万ドルを超え、歴代第2位に収まることはほぼ間違いない。『アバター』の27億8,796万ドル超えも十分視野に入ってきた。

これほど本作が強烈な大ヒットとなったのは、むろんオールスターキャストのお祭り映画だからであり、『アイアンマン』(2008)に始まったマーベル・シネマティック・ユニバースを締めくくる集大成だからでもある。しかし何度でも繰り返し観たくなる作品としての強度、ファンの心を捉えて離さない魅力が3時間という上映時間にきちんと息づいているからだろう。米国において、本作のリピート鑑賞率が前作『インフィニティ・ウォー』の1.85倍という驚きの数字を示していることが、何よりもその証左である。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中

あわせて読みたい

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

Sources: Comicbook.com, Box Office Mojo

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly