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『アベンジャーズ/エンドゲーム』監督、記録的な興収成績に「ガッカリする」その理由とは

アンソニー&ジョー・ルッソ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Anthony_and_Joe_Russo_by_Gage_Skidmore.jpg

飛ぶチタウリを落とす勢いの快進撃。映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、世界最速公開からわずか9日で世界興行収入ランキングの歴代5位に食い込んだ。ようやく2度目の週末を終えれば、世界興収20億ドルの突破も充分に見込まれている。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の20億4,835万ドル超えに早くも王手をかけ、スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)や『タイタニック』(1997)超えも十分有り得る。『アバター』(2009)の驚異的な記録27億8,796億ドル超えも視野に入ってきた。

日毎に規格外の記録破りが聞こえてくる『アベンジャーズ/エンドゲーム』だが、本作監督のアンソニー・ルッソは意外なことに「正直言いますと、映画(の興行収入成績)がこれほどうまく行ってしまうと、ガッカリしてしまうんですよ」という。これは嫌味でもなんでもない。「だって、興行収入が文字通り話題をさらってしまうじゃないですか。これって、物語として面白いところではないんですよ。


もちろん映画というビジネスにおいて、同じく監督のジョー・ルッソは「成績がどうだったか、記録を破ったか、前作を超えたのか」という観測は「映画自体にとってはすごく重要」で、「世界記録を打ち破って欲しい」と願っていると認めている。ただし、その理由は「それがそういう物語だから」。つまり彼らは、『アベンジャーズ』映画が世界中で数々の記録を打ち破っていく過程すら、ひとつの物語として客観視しているということだろう。

ルッソ監督らの考えによれば、映画の全てを興行収入成績だけで推し量るのは本質的ではない。「昨年の『インフィニティ・ウォー』が作った国内興行収入成績を超えてくれと願うと、もしも超えられなかった時には(映画が)失敗したという人がいる。こういう要求が出てくるのがおかしいんですよ」と訴えるジョー・ルッソ監督からは、映画そのものの物語について夢中になって欲しいという、生粋のストーリーテラーとしての切な願いが伝わってくる。

とはいえ、本作がどこまでに記録を打ち立てるか、楽しみに観測したいところだ。映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中

※2019年5月6日 9時
『アバター』興行収入成績数値に誤記がございました。お詫びして訂正致します。

Source:CBR,Cinemablend

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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