Menu
(0)

Search

『アベンジャーズ/エンドゲーム』なぜキャプテン・マーベルのメイクは変わったのか ─ 単独映画の撮影、本作の後に実施されていた

キャプテン・マーベル
ⒸMarvel Studios 2018

キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルにとって、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は“第2戦”である。初登場となった単独映画『キャプテン・マーベル』で華々しいデビューを飾ってから、わずか2か月足らずで――劇中では24年ほど経過しているが――スクリーンに帰ってくる彼女は、どうやら95年のキャロルとは少しばかり雰囲気が異なるようだ。

ゆるやかなウェーブヘアはほとんどストレートになり、ナチュラルな雰囲気のあったメイクは、口紅の赤色が印象的な“きっちりメイク”に近づいた。こうした見た目の変化には、一部のファンから「男性目線の女性ヒーロー」との批判も寄せられたという。このたびアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、キャプテン・マーベルのメイクが変化した理由を説明している。

73秒間の本編映像、キャプテン・マーベルがしっかり登場

『エンドゲーム』撮影、『キャプテン・マーベル』以前に実施されていた

『アベンジャーズ/エンドゲーム』と『キャプテン・マーベル』には“奇妙なねじれ”がある。2019年3月に公開され、1995年を舞台とした前者と、2019年4月末に公開され、おそらく2019年ごろを舞台とする後者では、公開の順序も物語の順序も『キャプテン・マーベル』の方が先だ。唯一、撮影時期だけがそうではない。『キャプテン・マーベル』の撮影が2018年3月に始まる以前、2017年8月に『エンドゲーム』の本撮影は始まり、2018年1月に終了しているのだ。

/Filmの取材にて、ジョー・ルッソ監督は、「(『エンドゲーム』で)ブリー・ラーソンは初めてキャプテン・マーベルを演じたんです」と認めている。

「彼女(ブリー)は、この役柄がどんなものかということを試していたように思います。彼女と、彼女のメイクチームは選択肢を用意していました。彼女自身の映画(『キャプテン・マーベル』)が近づくにつれて、キャラクターへの深い理解を得ていったんでしょう。違う選択をするようになっていったし、彼女にはアーティストとして、自分の望む選択をする資格があるべきですしね。」




すなわちキャロルのメイクが変化したのは、ブリーが役柄を掘り下げていったゆえなのだ。撮影順と公開順が逆になっているが、『キャプテン・マーベル』の方にこそブリーの解釈は強く打ち出されていると考えるべきだろう。こうした“ねじれ”はマーベル・シネマティック・ユニバースならではの盲点だが、『エンドゲーム』後の作品でキャロルが現代に登場する際、きちんと解決する余地のある問題でもある。

ちなみにジョー監督が強調したように、キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルというキャラクターの造形には、ブリー自身やメイクチームのアイデアが多分に反映されている。ルッソ兄弟は「(役柄は)それぞれの俳優に所有権がある」という考えの持ち主で、キャラクターの特徴を視覚的に示す必要こそあれど、ヘアスタイルやメイクの選択は各俳優とメイクチームに委ねるそう。ルッソ監督作品に登場するナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウのヘアスタイルは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のブロンドを含めて、演じるスカーレット・ヨハンソン自身のアイデアが採用されているのだという。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー。『キャプテン・マーベル』は全国の映画館にて公開中。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

『キャプテン・マーベル』観た方はこちらも

Source: /Film

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくお伝えしたいと思っています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp へ。

Comment

Ranking

Daily

Weekly

Monthly