『アベンジャーズ/エンドゲーム』世界興収、『アバター』抜いて歴代第1位に ─ 劇場公開13週目、前人未到の快挙達成

2019年7月20日(米国時間)は、マーベル・スタジオにとって、またマーベル・シネマティック・ユニバースのファンにとって大いなる一日となった。ポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International: San Diego 2019)」にて新作のラインナップが一挙発表されただけではない。集大成『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の全世界興行収入が、『アバター』(2009)を抜いて歴代第1位となることが確定したのである。
米Deadline、Varietyの報道によると、7月20日時点で『アベンジャーズ/エンドゲーム』の世界興収は27億8,920万ドル。『アバター』の27億8,970万ドルまで、差額は50万ドルまで迫った。7月21日(日曜日、米国時間)には正式に『アバター』を抜き、10年ぶりの記録更新となる見込みだ。劇場公開から13度目の週末にして、まさしく“前人未到”の偉業達成となる。
また、興行収入の内訳は米国興収およそ8億5,300万ドル、海外興収およそ19億ドル(7月20日時点)。海外興収において圧倒的な成績を示したのは、やはり中国の6億1,400万ドルだ。これに続いて、イギリスの1億1,400万ドル、韓国の1億500万ドル、ブラジルの8,500万ドル、メキシコの7,700万ドルが際立って高い結果を残している。
コミコンのステージに登場したマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、満員の客席に向かって「みなさん、ありがとうございます。『アベンジャーズ/エンドゲーム』は史上最大の映画です」と感謝を述べたという。また、ウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホルン会長はメディアを通じて声明を発表した。
「マーベル・スタジオとウォルト・ディズニー・スタジオのチームに大いなる祝福を。『アベンジャーズ/エンドゲーム』を歴史的な高みへと連れて行ってくださった世界中のファンのみなさん、ありがとうございます。もちろん、10年の時を経てもなお、ジェームズ・キャメロンによる『アバター』の力強さは変わりません。これらの映画の驚くべき達成は、人々を動かし、体験を共有する中で人々をひとつにする映画の力を現在進行形で確かに証明するものです。これらの世界を生み出した、才能あふれるフィルムメーカーたちはさらなる準備をしています。マーベル・シネマティック・ユニバースとパンドラの未来が楽しみでなりません。」
なおアンソニー&ジョー・ルッソ監督も、Twitterにて「この宇宙にいる素晴らしいファンのみなさんに、心から深く感謝いたします」とのコメントを発表した。
To the greatest fans in the universe, from the bottom of our hearts, thank you…https://t.co/MRKEKaKvVW
— Russo Brothers (@Russo_Brothers) 2019年7月21日
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』MovieNEXは2019年9月4日(水)発売。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html