お母さんに「デル・トロ監督と仕事しちゃダメ」って言われた

お母さん、ゴメン。
1997年生まれ、『嵐が丘』(2026)の公開も控えるオーストラリアのジェイコブ・エロルディは今もっとも旬な俳優の一人だ。直近作『フランケンシュタイン』(2025)では、ギレルモ・デル・トロ監督のダークで耽美なゴシック世界で怪物役を演じた。
この演技は批評家からも「傑出している」と大絶賛され、エロルディはハリウッドでの存在感を増すこととなった。しかし……、実はエロルディ、かつてデル・トロ監督作への出演を母親から禁じられていたことがあったのだそう。米Varietyにて語っている。
それはエロルディが10歳の少年だった頃。母親とレンタルDVD店のホラー映画コーナーに立ち入った時のことだ。エロルディはそこで「木と少女」を見かけた。気になって振り返り、手に取ったDVDは『パンズ・ラビリンス』(2006)。そう、デル・トロが唯一無二のダークな幻想世界を炸裂させ、大きな出世作となった映画だ。
手にしたケースには「ペイルマンが写っていて、“これは何だろう?”と思ったのを覚えています」とエロルディ。ペイルマンは、垂れた皮膚が骨にかかっただけの白い体と、開いた手のひらに目玉がついた不気味な魔物だ。
『パンズ・ラビリンス』は、オーストラリアでは成人部けに指定された映画。10歳のエロルディはレンタルが禁止されていたが、母親が渋々許可してくれたという。ただしそこには条件があり、「絶対にこの人(デル・トロ)と仕事しちゃダメよ」と釘を刺されていたのだとか。
おそらくエロルディの母は、ペイルマンの悍ましい姿を一目見て、我が子の健全な教育に相応しくないと思ったのだろう。実際に作中には、生々しい暴力描写も含まれている。日本でもPG12指定となった映画だ。
そんな母親からの言いつけを破り、『フランケンシュタイン』ではデル・トロ監督との仕事を共にすることとなったエロルディ。さらに同作では、デル・トロの意匠がよく表れた怪物役として、不気味な特殊メイクを施されることともなった。


エロルディの母親から、まさかの「仕事禁止令」を出されていたと知ったデル・トロ監督。その本人はこのエピソードに、「母親に逆らうのって、イイですよね」とコメントしている。
『フランケンシュタイン』はNetflixにて独占配信中。
Source:Variety






















